ニュージーランドに住んでいた時には、お魚の輸出の仕事をしている友人がいたので、マグロ、カジキマグロ、鯛、伊勢エビ等々高級すぎて我が家では手に入らないような物を日常的に頂戴していました。そして、頂く量も半端ではなく、大食漢5人の家族を持ってしてもあまりある量でした。それらのお魚、頂いたその日はお刺身で頂き、後はレシピも取っ替え引っ替え、その中には厚切りステーキも・・・

久しぶりに、そのお魚のステーキの味を再現したくなったのですが、お値段と相談すると、う~ん?ちょっと手が出ません。そして、ふと目に入ったのが、モウカザメ。ニュージーランドでは、レモンフィッシュの名前でサメを日常的に食べます。その身は白身でくせが無く淡白なので、どんな調理法にもよくあい、特に、フィッシュ&チップスには欠かせないお魚です。もちろんステーキにしてもおいしいです。

話を戻しますが、見つけたモウカザメは、このお魚は今まで食した事はなく、今回が始めてです。調べてみると、モウカザメという呼び名は、東北地方独特の呼び名のようで、本来の呼び名はネズミザメというのだそうです。ちょっとピンクがかった白っぽい色の身です。お魚屋さんにどんな調理法がおいしいのかを聞くと、「煮付けや揚げ物がうまいよ!」との返事が返ってきました。ならステーキもいけるのでは!?そこで今回の挑戦です。

そしてステーキにしてみると・・・大正解でした!!

このモウカザメ、焼いてみると身の感じは脂肪分の少ないカジキマグロといった所でしょうか。心配していたアンモニア臭等も感じられず、くせもなく、なかなかおいしい出来上がりになりました。そして何より、お値段がリーズナブルなので、大きな切り身のステーキが堪能出来るのも嬉しい限りです

ステーキにするぐらいだから油が多いのでは?と思われがちですが、蒸し焼きのような状態になるため、あっさり仕上がり、脇付に揚げ物などを使ってもしつこくありません。

このお魚のステーキは、お魚の種類を代えたり、また、ワインを日本酒に代えて和食にあうようにすることも出来ます。色々代えてご自分の好きな味を探されるのもいいのではないでしょうか!ちなみに、我が家の子供たちはタレを多めに作り、ご飯と一緒に食べるのにはまっていたりします。


今回の付け合わせは
イルカ3揚げたインゲンと茄子、生玉ねぎ、トマトのサラダ(和風ドレッシング)
イルカ3ジャガイモのグラタン・・・・ゆでたジャガイモを薄くスライスして、塩こしょうで味をつけたらチーズをふりかけてオーブンで焦げ目が出来るまで焼きます。


お魚のステーキ

材料
お魚の切り身  200g位のもの3枚
オリーブオイル       大さじ2
ニンニク        薄切り6枚位
白ワイン      100~150cc
お醤油         10~15cc
塩、胡椒            少々

作り方
1)お魚の切り身は軽く洗って、水気を拭き取り、切り身の両面に塩と胡椒を振っておきます。白ワインとお醤油を合わせておきます。
2)温めたフライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクのスライスを入れます。
3)少しニンニクの香りがしてきたら、お魚の切り身を入れ、中火で、途中、竹串等を刺し、焼け具合を確認しながら中までしっかりと火が入るまで両面を焼きます。
4)中まで火が入り、外側に軽く焼き色が着いたら、あわせておいたワインとお醤油の半分の量を一気にかけます。この時あまり火が強いと、フライパンの中に火が入るので、十分気をつけてください。
5)汁気が無くなったら、お皿に盛りつけます。フライパンを再び火にかけ、残りのあわせワインとお醤油をそそぎ、酒分を飛ばす程度に軽く煮立てて火を止め、盛りつけたステーキにかけます。

切り身に振るお塩は、少ないと味がでないので少々多めにします。また、お醤油は、味が判らない程度に入れるのがコツです。
お酒の量は、火加減により少なくなる事があるので、各自で調整してください。

調理前のモウカザメ・・・

                 

ジャガイモのグラタン
    


ブログランキングに参加しているので、もしよろしかったら応援宜しくお願い致します。


人気ブログランキングへ