(唐辛子、山椒、ロリエ、八角、シナモン・スティック、ニンニク)

ハーブやスパイスは、日本では、お刺身をいただく時にわさびを添えて食あたりを防ぐために使われます。また、西洋では、お肉の臭みをとり消化を助けるためなど、どちらも体自体や健康を考えて使ったり、お料理の味にアクセントを付けたいときに使われます。

スパイスは、同じスパイスでも国によって文化や気候などで使い方が違い、その味も大きく変わります。その為、それぞれの国のものを参考にするとお料理のレパートリーがぐ~んと増えるので、これもまた魅力の一つになります。

もともとスパイスは東南アジアやインドなどの暑い国で採れる植物が多いので、体の表面の熱を発散し、体内外のバランスを整える物が多いです。そのためインドなどではスパイスをふんだんに使うカレーが主食になっていますね。また、ハーブや日本で言う薬味も夏に育つ植物が多いため、体を冷やす成分を含む物が多いです。

例外としてシナモンやクローブなど、体を温めるスパイスもあります。

最近日本では、スパイスやハーブをスーパーなど身近なところで手に入れられるようになしましたが、種類が少ないのが悩みの種です。しかし、近頃ではその少ない種類を駆使してようやく我が家の味を出せるようになりました。

こちらが全部ではありませんが、中心になっている我が家のコレクション・・・(トップの写真もその一部)

(上:ペパーミント、オレガノ、ローズマリー、タイム、バジル。下:ナツメグ、オールスパイス、セージ、クローブ、フェヌグリーク、カルダモン、コリアンダー、パプリカ、レッドペッパー/西洋唐辛子)

先日、お刺身用のイナダを丸まる一匹買いました。半身は当日のうちにお刺身として食卓に上りましたが、食べきれなかった後の半身は翌日に回りました。さて、一日経ったイナダ、お刺身用を買ったとはいえ、鮮度はもちろん落ち目。

ということで、このお魚は魚の臭みが気にならないように香草焼きにする事に。

イナダの香草焼き
材料
イナダ(30cm位)   半身分
白ワイン  大さじ1
パセリ   細かいみじん切り、小さい枝1本ほど
ニンニク  小片1/2を細かくみじん切り
ドライハーブ・・・タイム、コリアンダーシード、バジル、セロリーソルト
オリーブオイル

作り方
イナダ半身をそぎ切りにし、塩、黒こしょう、白ワインふってまぶしておきます。

みじん切りパセリをまぶし、次にタイム、コリアンダーシード、バジルをそれぞれ同量、それにセロリーソルトをほんの少々お魚にまぶします。

温めたフライパンにオリーブオイルを少々入れ、ハーブをまぶしたお魚を両面に焦げ目がつくまで焼きます。焼き上がったものにレモンをふりかけてもおいしいですよ。

また、大きな切り身で作る場合は、オーブンを利用した方がいいです。その場合は、ハーブをまぶしたお魚を天板に並べ、その上からオリーブオイルを振りかけて、180度に温めたオーブンに入れて焼きます。