我が家の食卓に上がる食べ物は、「これでもか~!!!!」というほど野菜が入っている事が多いです。

栄養を取るため、と言うのもあるのですが、どちらかと言うとシンプルに美味しいからというのもあります。

野菜から出た甘みは、砂糖や化学調味料では決して出せるものではなく、他にお肉と一緒に煮込む玉ねぎなどは特に、お肉を柔らかくしてくれます。また、植物に含まれた植物繊維は消化を手助けしてくれます。

我が家では基本的に嫌いな献立という物があっても、嫌いな食材という物がありません。それは、あの手この手で色々な食材を色々な料理に入れて全く違った物にして出すことによって、先入観からの好き嫌いという物が無いためです。

スープなどを作るときは、生の野菜と違って、野菜を食べている本人が思っているよりもどっさり入れられています。又、調理の仕方で、味があまり強調されず優しくなるものもあって、子供が苦手なキノコやほうれん草も

「これなら好き!!!!」

と言って喜んで食べていました。

我が家で、冬の間に度々出てくるのがポトフ。もう5月間近だというのに寒い数日前に、冬の定番をもう一度作ってみました。

このポトフはジャガイモやキャベツがたっぷり入っているので、普通スープではありえないほどのボリュームが出ます。元々ニュージーランドに住んでいた時には、腹持ちをもっとよくするためと、コクを出すためにハムやベーコンの骨などの動物性タンパクを入れていました。でも、日本では手に入らないので、普通のベーコンを少量入れたり、念入りに時間をかけて煮込み、野菜の甘みを最大限まで引き出します。

ちなみに我が家のポトフには、3人前(プラス朝ご飯に食べれるように少し多め)でこのくらいの野菜が入っています。



だいたいの目安として、

キャベツ   中1/2 (大きめ3-4cm角に切る)
人参     3本 (乱切り)
ジャガイモ  中6個 (半分から1/4に切る)
セロリ    大1/2~1本 (斜め切り)
玉ねぎ    大2~3個 (櫛形切り)
ベイリーフ(ロリエ) 大きめ1枚
パセリの茎 1本

お好みでベーコン、塩豚、もしくはコンソメなど 適量

全部の材料を鍋に入れ、水をひたひたになるまでいれ、強火で一度煮立たせた後弱火にし、あくを取りながらひたすら煮込みます。途中、水分が足りないようなら足し、時々、焦げ付かないようにお鍋を揺すります。野菜全部に火が通り柔らかくなったら火を止め、最後に塩、こしょうで好みの味に調節します。出来れば、味が馴染むようにしばらく寝かします。

もし可能なら、朝のうちに作り、夕飯まで味を馴染ませるくらいがいいのですが、寝かす時間を省いても、野菜が大きくゴロゴロしているので煮込むのにかなり時間がかかることも計算に入れて作ります。なので、週末の時間があるときのメニューかな?

残念な事に、ポトフのスープ自体の写真を撮り忘れたので、ありません。出来上がりは各々出来てからのお楽しみという事で

余談ですが、人参は元々紫色だった事をご存知でしょうか?オランダが、その昔改良をし、今の人参の色になったそうです。
以前、そんな話を聞いた後で、スーパーでなんと紫人参を発見!!それがこちら・・・



普通の人参より味が濃く、人参らしい味が強いのですが、それ以外は対した事が無かったので、ちょっとがっかり。かといってどんな味を期待していたのかよくわかりませんが・・・

5本もある紫人参。生で食べても、炒めてもあまり食欲をそそる物ではないので、どうしようかと思ったときふと、

「スープに入れて大量に使ってしまおう!!!!」

とポトフを作ったのは良いのですが、結果はこちら・・・



まあ何とも食欲をそそらないこの色!!キャベツ、ジャガイモ、人参、ベーコンの固まりもすべて紫色。スープスパゲッティーとして食べたのですが、誰もお変わりをする人がいませんでした失敗