『純と愛』その11 | 日本の未来を考える

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旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

( ̄ヘ ̄;)ウーン


あまり感心できない内容でしたね。今日も。(´・ω・`)


前回(土曜日)は確か、結婚式直前に別室で、二家族の話し合い(怪獣なんちゃら)があって、婚姻届を出すシーンで終わったのだが・・・


結局、

・結婚式はやったの?やらなかったの?(社長や先輩、同僚が出席してるのだが)

・同居していた誠と剛はどうしたの?(引越しの手伝いは?)


誠達はともかく、結婚式がどうなったのかは、きっちりと描いてほしかった。( ̄▽ ̄;)!!


武田鉄矢と若村さんは「けったクソ悪い!」と引き揚げて、残りの家族だけ出席とか。

立会いの従業員らも全然祝福ムードじゃなくて、白けた雰囲気で終わったとか・・・

そうすれば、今日の純の未婚の上司への尊大な態度も、別の意味で味が出たと思うよ!


まぁ描きにくいのは分かるんだけどさ、

そこをいかに展開するのかが脚本家としての腕の見せ所だと思うのだが。


連続ドラマなんだから、端折ってばかりじゃ面白くないよ!!


さて、今日の内容。


主婦化おまけの家事をこなすいとし(愛)。

あざといね(これが”遊川流”?)

おそらく、家事の苦手だったり、苦痛に感じている主婦の方なら、


・大したものね、朝食だけじゃなくて弁当まで作るなんて。

・金銭感覚が素晴らしいわ。家計簿もつけてるんじゃないかしら。

・内職までしちゃって可愛い。けなげよね愛しクン。うちで飼いたいわドキドキ


とか妄想してそうで怖い (・∀・;) *最後のはうちのおかんの感想w


そして、その反応見て”どや顔”している遊川 みたいな (・∀・;)


まぁ、全部嘘っぱちだけどね!


・8年間、住所不定無職だったのに、家事とか出来るわけないじゃん!(ネカフェ住人だよ!)

・内職なんてやったこともないじゃん!(家もないのに)

・だし巻き卵とか、主婦でもあんなに上手く作れる人少ないじゃん!(多分)


料理というのは、日々の積み重ねだと思う。

実際、ワテも自炊していた頃はキャベツの千切りとかチョイチョイっとやってたけど、今は無理。

いとしの場合も、最初は下手っぴでどーしようもないところからスタートする、そして

半年くらいかけて家事が上達していく(試行錯誤しつつ)とかなら応援し甲斐もあるだろう。


ところが、いきなり「スーパー家政夫」って。。。もろマンガの世界じゃん Σ(・∀・;)


「夢物語でイイ!」というなら、「梅ヲタ」と一緒だよ!!


そもそも、このドラマ、「不完全な男と不完全な女」がテーマの一つでしょ?

なら、最初から完璧に家事をこなしたり、ネイティブ英語が話せたりするのって、


脚本家自ら、ドラマを崩壊させてると思うのだが (´・ω・`)


もっともこのドラマ、真剣に作っているかどうかも疑わしい。


「脚本がよく計算されていて深い」とか「伏線があちこちにちりばめられている」とか、

前作・『梅』の感想欄でも何度も目にした誉めちぎり発言。

ワテはそう思わない。これはいい加減な作品だと考える。


『純と愛』公式サイト

http://www1.nhk.or.jp/juntoai/cast/index.html



●登場人物の年齢を推測してみた。


ホテルサザンアイランド/創業:昭和25年頃か?(戦後すぐに創業)


「おじい」こと・平良進 終戦時40歳(徴兵を免れている)として算出。


ドラマ開始時(平成24年春)の推定年齢


・平良進 107歳 五年前に逝去(享年102)
・狩野善行 50歳(大阪生まれ)
・狩野晴海 45歳(高校卒業後に結婚)
・狩野正 25歳(晴海が20歳の時に誕生)
・狩野純 22歳(大学新卒)
・狩野剛 20歳(二浪中)


これを見てお分かりだと思うが、おじいと娘・晴海との年齢が離れすぎている(62歳差)。

そんなご高齢で子供を作る「おじい」って(おばあは出てこないが)・・・


どこの太閤さん(豊臣秀吉)ですか?( ̄▽ ̄;)!!


当然、ヒロイン・純との年齢差も大きく、これでは「おじい」ではなく、「ひいおじい」だ。

事あるごとに「おじい」と回想される、ドラマのキーパーソンですらこんなお粗末な設定で、

真剣に作っているわけがないだろう、というのがワテの意見です。(´・ω・`)



もうひとつ指摘したいのは、沖縄・宮古島の戦後の歴史。


周知の通り、敗戦国・日本は、アメリカの占領・統治下にあった。

昭和27年、サンフランシスコ講和条約により、”本土”は独立したが、

沖縄は依然として米国の統治下にあった(昭和47年、本土復帰)。

琉球臨時政府が置かれ、通貨も主にドルが使用された(昭和47年、円と交換)。


昭和31年に宮古空港が出来たものの、ドル高時代、米国統治下にある沖縄の更に先にある

宮古島に「観光客」が大勢訪れたのかどうか、大きな疑問がある。


また、敗戦国の一民間人が、どうやってホテル(民宿じゃないよ!)を建てられたのか?

「魔法の国」のために、アメリカ人が融資してくれたとでもいうのか?

(宮古島も本土同様、戦時中は食糧不足で、三千人もの餓死者が出たという事実)


こういう宮古島の、いや日本の歴史を承知した上で、

「ホテルサザンアイランド」の設定をしたのかどうかが、大きな問題だと考える。


勉強不足で済ませられることではないぞ!(`・ω・´)



『梅』の時もそうだったが、実在の日本の歴史をドラマに使うのなら、

事実誤認をしないよう、細心の注意を払うのがプロの仕事。


「俺達はプロだよ!これで飯食ってるんだよ!」と言うなら、それに見合った仕事をすべきだろう。


それともやはり、

「視聴者なんてバカばっか。あんたたち色恋沙汰が好きなんでしょ?」 

というスタンスで制作しているのだろうか。。。(´・ω・`)