今日は、IELTSからいったん離れて、TOEFL(IBT)について書きたいと思います。
思い出したくないのですが・・・。
私は、イギリス留学を実現する前、日本にいた頃、TOEFLを6,7回受けました。
目標スコアは100.
結果は、最高で88.
及びませんでした。
極めつけは、88を取得してから、3ヶ月勉強して、臨んだ試験。
自信はそれなりにありました。
結果は・・・
87点。。。
もう駄目だと思いました。
なぜ、トフルは点数が伸びないのか。
おそらく、最も大きな原因はリスニング力です。
TOEFLの問題は、受けた方はご承知のとおり、インテグレーテッドタスクと言われる、複合問題があります。
ライティングでも、スピーキングでも。
リスニングした内容をライティング、スピーキングのアウトプットタスクで
示さなければなりません。
アウトプットの能力が試されているはずなのに、
インプットができてないと、
大きく影響する・・・。
ここに最大の難しさがあると思います。
この点、IELTSはアウトプットは完全にアウトプット能力を試されます。
複合タスクはありません。
そのため、個々のセクションごとの準備が可能です。
この点が、両方受験し、TOEFLに苦労した筆者がIELTS受験をすすめる
大きな理由の一つです。
いろいろな方が、実質的なTOEFLとIELTSの点数の比較をしていますが、
正直私の経験でも、TOEFLの100は、IELTSの7.5から8.0相当ではないかと思います。
逆に、多くの大学、大学院が要求するIELTSスコア6.5から7.0は、
TOEFL換算だと、81から90くらいではないかと思います。
もちろんあくまで私の感覚ですが、両方受けた方は、同じように感じる方は多いと思います。
また、私は、あのコンピューターに向かってするスピーキングテストならぬ、
スピーチテストは違和感を拭えませんでした。
他の人がスピーキングしているところに、自分がリーディングなんて、
試験としてどうかな、という気もしますし。
この点、アイエルツは対面の会話によるスピーキングテストなので、取り組みやすいと思います。
リスニングはTOEICのように、一斉リスニングです。
また、ライティングが手書きなので、この点は苦手な人は練習が必要です。
もっとも、大学院などに留学しても、メモはまだまだ手書きでとるでしょうし、
試験も手書きのところが多いはずですので、練習して損はないでしょう。
アメリカの大学・大学院を目指している方でも、
IELTSを受け入れているのであれば、
ご一考されても良いかもしれません。
過去記事でも、このあたりを紹介しているので、そちらも御覧ください。
なお、これは、IELTSの方が、試験として簡単だとか、TOEFLの方が高尚だと言っているのは全くないので、
誤解されないようにお願いいたします。
IELTSは英語の試験として、大変良くできていると思います。4つの技能を公平に、客観的に図るという点では、
かなり、研究されていることがよくわかります。
点数に納得がいかない場合の、再採点制度などは、そうした姿勢がよく現れていると思います。
乗り換え、是非考えられたら良いと思います。
私もIELTSを日本滞在中にやっていれば!!!と本当に後悔しましたので・・・。
ちなみに大学院では、私以外のプリセッショナルコース組は、
全員IELTSでした。70名以上いたと思いますが。。。
なお、私が、TOEFLで敗れた後に、この本が出版されています。
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これは、かなり良い本です。
リスニングの概念を変えてくれます。
なぜリスニングができないのか。
それは多くの日本人が、単語を聞きとってしまい、文型をリスニングできないことに起因している。
単語リスニングは、場合によって、大きな誤解、ときには文意を180度変えてしまう。
では、文型リスニングをし、文意を正確に捉えるにはどういう練習をすれば良いのか。
この本はこの点を論証しています。
目からウロコのリスニング本です。
私も他の人から勧められて、日本の友人に購入して、送ってもらいました・・・。
もっと早く出てれば・・・と思いました。
TOEFL以外、IELTS受験生もリスニングを鍛えたい方はかなりお勧めです。
TOEIC受験生には、ありがたいプロパーなものが出されています。
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それにしても、日本は、こういう良質の対策本が、安くていいですね・・・。
読んで下さりありがとうございます。