こんばんは。しはいにんです。
今日もやってしまいましたよ。夜中にこってりラーメン
だって、うまいんだもん。
以前1週間のうち5日くらい通っていたこともあります。
早死にしますね。ハイ。
でも、ついつい食べたくなってします。
なぜなんでしょ?
食品・栄養学の権威である京都大学の伏木教授は、「美味しさには4つの要素がある」とおっしゃっています。
1.生理的欲求
2.子供のころから食べなれた味
3.情報
4.やみつきになる味
以上4つの全然ちがう切り口のおいしさの要因があって、人間はその4つのおいしさと照らし合わせながら
「自分にとってのおいしさ」を判断しているそうです。
生理的欲求とは、「空腹は最高のスパイス」というコトバにも代表されるように、「食べたい」という欲求があるから「美味しい」と感じるということです。
どんな好物でも、満腹のときは空腹のときよりおいしく感じませんよね。
子供のころから食べなれた味とは、人が習慣的に食べてきた味です。
人間の味覚は10歳~12歳くらいで形成されると言われてますので、そのくらいの歳まで食べていた味のものを、大人になっても食べ続けているのです。
すべてに当てはまるわけではありませんが、関東は濃い味、関西は薄い味など、土地によって昔ながらの味を継承している食文化もあります。
情報とは、食べる前に得られる情報です。
「朝採れたての野菜」とか、「霜降りの松坂牛」とか、【素材の良さ】に関する情報や、「じっくり9時間煮込んだ」とか、「長年受け継がれた秘伝のタレ」とか、【プロの仕事感】に関する情報など。
また、見た目、香り、音など、「美味しそう!」と思える味以外の情報のことです。
やみつきになる味とは、人間が文句なく「おいしい」と感じる旨味のことで、主に砂糖、油脂、ダシによって形成されています。
科学的には舌にある味蕾(みらい)が「ウマイ」と感じる旨味成分を含んだ味です。
さらに科学的にいえば、主にアミノ酸であるグルタミン酸や、核酸構成物質のヌクレオチドであるイノシン酸、グアニル酸、キサンチル酸など、その他の有機酸であるコハク酸やその塩類などの味です。
これらには、人間が生きるために必要不可欠だけど、体内で作り出すことができない栄養素が含まれているので、DNAが欲する味ともいえるでしょう。
砂糖と油脂が合わさればケーキ。
油脂とダシが合わさるとラーメン。
そう、ラーメンです
ボクはおなかが減っていた。
ボクは子供のころからラーメンを食べている。
ボクは、そのラーメン屋さんが旨いことを知っている。
こってりラーメンは、やみつきになる味である。
うん。ボクがこってりラーメンをついつい食べたくなることが科学的に証明されたわけですねw
でも、大人なんだから少しはガマンしましょう
●あとがき
人間は、昔からコミュニティーの中で食事を共にする習慣を持っていました。
ですから、ひとりで食べるより、誰かと一緒に食べた方がおいしい。
というのも、美味しさのひとつの要素なんです。