久々にWBSを見ていたら、“ラチェット効果”という経済用語がいきなり飛び出してきた。



“ラチェット”とは“歯止め”の意味。景気が悪くなっても、人々はなかなか生活レベルを下げられないから、消費低下には一定の“歯止め”がかかるというのが、“ラチェット効果”だ。



最近の消費の落ち込みぶりは、この“ラチェット効果”が効かなくなったからではないかと言うのだ。



さらに、景気が戻っても、もう元の消費行動はとらないという“逆ラチェット効果”さえ心配されるとの専門家の見方も。



消費の大きな部分を占める外食については、すでに“ラチェット効果”のタガは外れたと見ていいのではないか。いまや客単価は3000円を割り、2000円前半という低価格志向がはっきりしてきた。単価の下落ばかりか、外食頻度が極端に減ってくることも予測される。


2010年は“外食氷河期”に突入するかも知れない。まずはマンモスや高級魚から滅びていくのだろうか…。