初めての方は
Hachi's Diary の歩き方。
をどうぞ。





プロ試験を受けると決めた時
「名前を変えようと思います」
という相談を
協会の代表である五十嵐プロと
仲良しの一ノ瀬萌chanにした。

 
麻雀界には
とっても有名な「初音」が居る。
 
知る人ぞ知る「初音舞san」
2002年
国際公式ルール(中麻と言われるルール)世界大会のチャンピオン。
 
とにかく超のつく有名人。 
 
女の世界で生きてきたアタシは
女の怖さも十分わかっていた。
 
 
アタシにとっては大事な名前。
でも名前1つで
面倒なコトになるのは嫌だった。
嫌な思いをするのも嫌だった。
 
 
そんなアタシが出した答えが 
「名前(登録名)を変える」 
だったのだ。
 
 
でも
2人からの答えは同じ。

「大丈夫だよ。そのままで。」

理由まで一緒。

「彼女はそんなコト気にするような人じゃないから。」 

それでもめちゃくちゃ不安だった。
 
本当のところどうなのか?なんてわからないから。

プロ試験に合格して
一ノ瀬萌chan邸で合格祝いをして頂いた時
萌chanの計らいで
初めて初音舞san張本人と直接会った。

話しに聞く通りの
とってもサバサバした素敵な人。



れっど'sで働き始めると
みんながアタシを
「ええほうの初音」
初音舞sanを
「あかんほうの初音」
と呼ぶようになった。

とにかくとにかく気まずかった。

アタシだけは上手く
その会話には乗っかるコトが出来なかった。

まだ
そこまで打ち解けていなかったから。


 
麻雀界にとっても有名な「初音」が居るだけに
アタシはどうしても「大崎san」と呼ばれる。

別にそれが嫌な訳ではない。
アタシ自身
人と打ち解けるのに時間がかかるし
「気軽に名前で呼べない」 
そんな空気を出しているのだろう。
実際に言われたコトもある。 

 
体育会系の育ちだからか
「大崎ーっ!!」
と呼ばれるコトは昔から多々あったけれど
「大崎san」
という呼ばれ慣れない呼称は
何だかすごく窮屈だった。(もちろんもう慣れたけれど)


そんな中で
1番最初にアタシを「はっちゃん」と呼んでくれた人。
 
それが初音舞san。

純粋にすごいなぁ…と思った。

大したコトではないと感じる人もいるだろうけれど
冷静に考えたらなかなか出来るコトではない。

「大崎san」という呼称がある以上
「大崎」=「大崎初音」
「初音」=「初音舞」
でも何ら問題はない。

それでも敢えて
名前で呼んでもらえた時
本当に嬉しかった。
 
 
 
アタシは今
「初音という名前で良かった」って
初音舞sanに会う度に思うんだ。

れっど's2日目で一緒のシフトになった時
たった1回会っただけのアタシに
「ロッカーないの?だったら初音のロッカー一緒に使おうよ」
と言ってくれた。

「いいんですか?」
と聞くアタシに
「いいよいいよ!!じゃあココは初音のロッカー☆」
と言ってくれた初音sanの笑顔が
アタシは今も忘れられない。 

 
初音sanに比べたら
アタシは何もかも「あかんほう」です。

 
でもね。
初音sanと「ええほう・あかんほう」ってセットにしてもらえるのが嬉しくて仕方ないんだ。

今はもう
「ええほうキャラ」だって出来る。

初音sanに
「私はええほうですからー!!」なんて言えちゃう。


そのくらい
アタシという人間を
快く受け入れてくれた人。

ロッカーに2つ並んだ名前を見る度に
「よし!!頑張ろう!!」
って思える。


最近
ニックネームが「舞」になりつつあるアタシ。

ここまで来たら
何が何だか完全にわからない。

でも
そんな今が楽しい。


アタシ…初音で良かったです。
日本プロ麻雀協会所属 大崎初音~続・Hachi's Diary~-2009051422560000.jpg