例えば成功したり幸せになること、誰かを癒してあげること、
富と名声を得ることかもしれませんね。
旅行会社のカウンターで
「どこに行きたいですか」と聞かれたとします。
「うーんわからない」
それではどこに御案内していいかわかりませんよね。
大まかでもいいからまずはどこに向かいたいのかを決めましょう。
途中の進路変更はありなのです。
神様もあなたの目的が明確でないと、あなたを助けることはできないんですよ。
悟りを得たい、大きなことをやりたいという人はいっぱいいます。
何のためにですか? 自分のためですか?
でも、自分のことしか考えていない人に、力を与えないですよ。
それに与えても何もやってくれない人に力を与えることはありません。
ですからその人が『何を目的にして、何のために、それを得たいのか』を明確にしていれば、
それ相応のエネルギーを得ることが出来ますし、周りの人々や世界も協力して力を貸してくれます。
そして、その人の器によって与えられるエネルギーも変わってきます。
コップで言えば器が自分自身であり、中身がエネルギーです。
もし器を大きくされたいと思われるなら、受け取る側じゃなく与える側にまわることです
与えてから、受け取る。これがこの世界の法則です。
そのためには様々な知識と経験も積む必要が出てきます。
それと最も大きなものは愛です。
愛を大きくしていくことが器を大きくしていく最短コースです
これからFOLをお伝えする際に一緒にお伝えしている10個の理念をご紹介できればと思います。
FOL10 の理念
1. 氣付き、愛と調和を伝える。
2. 依存させない、しない。
3. まず⾃分、それから⼈を。
4. 全てに意味、原因があって起きている。
5. 現実を捉え、この瞬間を丁寧に⽣きる。
6. ⾃分らしくあるがままに⽣きる。
7. 許し、感謝し、謙虚に⽣きる。
8. 囚われない、偏らない、中道で⽣きる。
9. ⾃然法則から学ぶ。
10.全ては⼀つ、⼈は鏡。
①「氣付き、愛と調和を伝える」
人を癒すことも大切なことですが、それよりも大切なことは、
『氣付きを伝え、その人が自分自身の力で立てるようにすること』です。
例えば、学校で先生に生徒が
「ここの答えを教えて!」と聞いてきたとします。
先生は、答えを教えます。
また同じテストをした時に分からないので生徒が聞いてきます。
そして教えます。
いつになれば、生徒は自分でその問題を解けるようになるでしょうか。
同じように、病氣になったら病院にいきます。
もしくは誰かにヒーリングしてもらい良くなります。
しかし、すべての物事は原因があって起きていて、
氣付きを与え、人を成長させるために起きているのです。
だからこそ、こうやって肉体を持って生まれて来ています。
大切なことはどうしてそのようなことが起きたのか、
どうしたらその問題が解けるのかを、
自分自身で考えてもらうことです。
私たちがやることはそれの解き方のヒントをお伝えすることです。
そうすることで、今後は自分自身で問題を解くことができ、
次の課題へとチャレンジすることが可能となります。
水不足になった村に水を送ってもそれは一時的に潤うだけ。
でも井戸を掘る技術を伝えれば、今後彼らは自らの力で自らを潤すことができます。
『魚を与えるより、釣り方を教えなさい』(老子)
大きな目で見ると両者は全然違います。
②「依存させない、しない」
私たちにとって必要なものは全て用意されています。
それでも人は欲望があり、そして弱さがあります。
自分を信じられなくなると、人に依存をしたくなってきます。
また逆に人を依存させる環境も自らが生み出しています。
人には依存せず、また依存をさせないよう、配慮することが大切です。
誰かに答えを教えて欲しい、誰かに常に導いて欲しいとそういう思いも理解できます。
でも、それは人生を歩んでいく上でいつも松葉杖とか車椅子に頼っているのと変わりません。
本当のリーダーというのは、人に嫌われてでもその人がよりよく立てるようにするものです。
人によく思われたいとか、人を依存させようとか思わないのです。
「私には何なにの神様がついていて~」「私は~とつながっている」
偉い神様の名前を出さなくては、
その人の権威が保たれなかったり、人が集まらないのではそれは本物ではありません。
本当の凄い人はいたって普通の人なのです。
普段の生活態度とか、言動をみていると本物かどうかはわかるかと思います。
身近な家族関係が良くなかったり、
お酒やタバコに依存しているヒーラー・セラピストというのは、
どこか矛盾していておかしいと思うはずです。
信じる者は救われる。という言葉があります 。
確かにこの言葉には真理がありますが、この言葉を鵜呑みにするのは危険です。
なんでもかんでも信ずればいい訳ではありません。
他力を信じ、依存し、欲望のままに救われることなどありません。
信じるべきは自分に対して嘘のない心を信じることです。
みんな自分の心に嘘をつくことは得意ですからね。
もちろん私の言葉も信じてもらわなくていいんです。
ぜひ自らの心で判断してくださいね。
③「まず⾃分、それから⼈を」
私たちは、人や地球を助けようとする前に、まず自分自身を助けなければいけません。
「地球を救わなきゃ」「人を救わなきゃ」いやいやまず自分自身を救ってあげてください。
人のことばかりに氣を使って、周りにばかり意識を向けるのはやめましょう。
まずは人のことはどうでもいいのです。
人の噂話や心配をする前に、人のことは捨てておいてまず先に自分を整えましょう。
自分自身が病氣や、感情的になっていたり、自分が正常ではないのに人を癒すことはできません。
人に負のエネルギーが行きかねないからです。
自分が愛で満たされれば、それは自然と周りにも伝わります。
本当の癒しというのは、ただその人がいるだけで癒されたり、勇氣づけられるものです。
人というのは環境に左右されやすく、周りの人が元氣だと自分も元氣になってきますし、その逆もしかりです。
安らぎや調和というのは、本当に自分を愛する時に得ることができて、
また自分自身の喜びは周りにも自然と伝わります。
つまり自分を愛することは、人を愛することにつながります。
まずは自分自身を癒して、愛で満たしてください。
そして、幸せが何かを知らないのに、どうして人に幸せを伝えることができるでしょうか。
もし人や地球の幸せを願うなら、まず自分自身が幸せになることです。
④「全てに意味、原因があって起きている」
「なんで上手くいかないんだろう」
「どうして私にばかりこういうことが起きるんだろう」
自分の周りに起きる現実はすべて自分自身がつくっており、すべての責任は自分にあります。
この世界の法則は、「自分が出したものをまた受け取る」(因果応報)です。
すべては自分の心が生み出し、そして受け取っているのです。
イライラしているとイライラを受け取るように。
苦しみや悲しみを生み出す原因は、他人ではなく、自分自身にあります。
どんな環境におかれても、人によっては幸せを生み出していく人もいます。
起きた出来事は万人共通ですが、物事をどう受け取るかは人によって違います。
特にその時の感情状態や意識の状態によって物事の捉え方は変わってきます。
そして普段の自分の意識、思ったことは現実化し、類は友を呼びます。
自分の意識が高まってくれば、付き合う人も変わってきますし、出来事も変わってきます。
「あの人どうにかしたいなあ」と思ったら、自分がまず変わることです。
原因が必ず自らの内側にあるはずです。 自らが原因をつくり、結果を生み出しているのです。
⑤「現実を捉え、この瞬間を丁寧に⽣きる」
「神様にいくら頼んでも私を助けてくれない!」
私たちは神様に助けてもらう為に生まれてきた訳ではありません。
私たちは学びを得るために、この肉体を持ってこの世界に生まれてきているのです。
では、滝に打たれ、水の中にもぐり、火の上を歩き、断食したり、
また人里離れた山奥に篭り、悟るものなのでしょうか。
私たちに必要なものは全て与えられています。
目に見えないものばかり追い求めるよりも、日常生活の中にも悟りを得る機会は沢山あるのではないでしょうか。 しっかり地に足をつけて歩むことが一番の近道です。
⑥「⾃分らしくあるがままに⽣きる」
人間らしく、自分らしくあればよくて、自分ではない誰かではなく、
また聖人になったり、ヒーラーなどを目指す必要はないんですよ。
自分の心に従って生きればよいのです。
周りと比較したり、周りの意見ばっかり聞かなくていいんですよ。
ありのままのあなたでいてください。
そして、自分自身が望む人生を生きてください。本来のあなた自身に還ってください。
無為自然。いらないものを削ぎ落として、ぜひ赤子の時の心を思い出してみてください。
そして一つでも多くの経験と体験を積み重ねましょう。
この世を去る時に後悔しない人生を歩むことです。
物もお金も名誉もあの世には持っていけません。
持っていけるのは魂が記憶した経験しか持っていけないのですから。
⑦「許し、感謝し、謙虚に⽣きる」
人は自らの欠点に甘く、他人の欠点には目が行きやすいものです。
他人は鏡とよくいいますが、人を責めても自分が傷つくだけです。
人の心配や人の欠点を指摘したり、責める前に、
まず自分自身を客観的に見つめてみる必要があります。
いくら智性が豊かでいかに知識が豊富であっても、
心が豊かでなく、調和を失っていれば、それは人格者とはいえません。
自分が絶対正しいという思考は闇を引き寄せます。
闇も力はありますし、その人が見ると体が良くなったり、ズバッと当たったりするわけです。
そうするとすぐその人のことを信じてしまいたくなりますが、
よくよく聞いていると命令口調で、言葉に愛がなかったりします。
人のことは置いておき、まずは自らが謙虚であろうという氣持ちが大切です。
もし謙虚になれないとすれば、
それは自分自身や、他人を許すことが出来ていないからかもしれません。
自分が正しい、人より優れているという考えがあると、
許しや感謝をすることさえできなくなります。
まず自らを客観的に見つめ(内観)、他者からも見て頂く機会を定期的に設けましょう。
そして感謝はただ言ったり、思うだけでなく、実際に行動して人や社会に還元してください。
多くの念仏を唱えるよりも、たった一つの善行が人の人生を変えて行きます。
⑧「囚われない、偏らない、中道で⽣きる」
囚われというのは、執着ということです。
執着というのは思考の偏りでもあります。
悩みというのは何かに囚われている状態です。
逆にいえば、囚われがなくなれば悩みはなくなります。
人は様々なことに囚われています。お金、モノ、人間関係・・・。
知識に偏ることも、霊的なことばかりに偏る生き方ではなく、
何かに偏らない、現実的な努力と、心の豊かな生活を心がけることです。
自分の思っていること、行っていることをしっかり判断して
極端な行為でないか、偏りはないか、
もし違っていたら反省して改善することが、心を安心と豊かさで満たす早道ですよ。
真面目すぎても、悪すぎても融通が効きません。
全くの聖人君主というのは何か味氣なさを感じます。
少しくらい心の闇があってもいいんです。
そのほうが味があるんです。人間味ってやつですよ。
囚われの解放にもつながる考えが次の「自然に学ぶ」 にありますのでご紹介したいと思います。
⑨「⾃然法則から学ぶ」
水は万物を養い見返りを求めず、四角い器に入れれば四角くなり、円い器にいれれば円くなり、
状況に応じて変化するしなやかさと柔らかさを兼ね備えている。
それでいて硬いものも砕き、動かす。さらにありのままを映しだし嘘偽りがない。
争うこともせず、威張りもせず、低い所に流れる。徳のある人も人の下へ向かう。
『上善は水のごとし』老子より。
これはまた『偉くありたければ誰よりも低くありなさい』という聖書の教えにも通じます。
水だけでなく自然は私たちに必要なもの全てを与えてくれています。
光、空氣、大地・・・。それでいて人間に何も求めません。
ソラという名前は宮本武蔵の五輪の書の空の巻からとりました。
空とは何事にもとらわれない自由なこころを表します。
何かにとらわれそうになった時、空を見上げます
「ああ空は広いなあ、とらわれてないなあ」と。
小さなことにとらわれそうになった時、空は大きく観ることを思い出させてくれます。
「また草木をみて草木は焦ってないなあ、
自分のペースで自然の流れを感じとって成長しているなあ」と感じます。
自然は多くのことを私たちに教えてくれています。
自然こそ最大の癒やしであり、真理です。
⑩「全ては⼀つ、⼈は鏡」
愛や慈悲は与えるものであって、
それに対し見返りを求めようという欲望があると苦しみが生じます。
「なんで自分はこれだけのことをしてあげているのに、あの人は何もしれくれないの!」
愛は押し売りではなく、もっと広大で限りがないものです。
こうしてあげようか、こういうことを教えてあげようかとかいうのは
時におせっかいになったり、また相手の成長を妨げることになってしまったりします。
求められたら行えばいいのです。
自分がされたいことを人にもしてください。
自分がされたくないことは人もされたくないのです。
子供の時から私達はこの言葉を教わったはずですが、意外にも出来ていないものです。
自分を癒すと人を癒すことにつながり、人を癒すことはまた自分を癒すことにもつながります。
また相手を否定すれば自分も否定されるのです。
全てはつながっており、全ては一つなのです。
是非、焦らず、ゆっくりと、やわらかく進んでください。
今日お伝えした言葉を鵜呑みにしないで、
疑問と愛を持って、自らの体験と経験から得られた指標から判断して下さい☆
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