刈場坂線にて
山の便りを聞くにつけ、
『もう山は雪で走れない 』 という話、 『意外といける 』 という話 ・・・ いろいろと聞こえてくる。
まあ、実際自分の目で確かめるしか無いですな~ ってことで太郎君と名栗、奥武蔵方面へ行ってみた。
いつものように池袋から飯能まで輪行。
座席の下のポカポカの恩恵に預かって折角ぬくぬくしてウットリしていても
この時期電車の扉が開く度に寒い冷気が入ってきて 『ヒャー寒い!』 。
立春だけどやはり真冬ですわ。。。
で、飯能について列車を降りたらやっぱり寒いよ・・・・
とここが乗ってきた列車がいけなかった。
飯能行きじゃなくて滅多に出ていない西武秩父行。
暖かい座席の感触が忘れられず『もうちょっと先まで行っちゃう?』とまた列車に乗ってしまった。。。
正丸駅
刈場坂峠にも出やすいし、正丸峠にも出やすいということで正丸駅に降り立つ。
この駅で降りる人たちを見ると、結構ハイカーの人たちが多い。
どうも見ていると奥武蔵方面へ行く人たちが多いようだった。
国299号を秩父方面に走りながら名栗側、奥武蔵側の山々を見るとが、
山頂方面まで雪の気配がない。
地面を見ても霜が降りた気配もない。
刈場坂線入口
さて、刈場坂線と正丸峠への道の分岐にきた。
『路面凍結箇所多数あり』 とはあるが、この手の看板はガセも多いし、
それほど雪の気配も感じられないし、ハイカーの人も入山していく。
『ここはよりスケールが大きい奥武蔵方面でしょう!』 と言うことで迷わず刈場坂線を行く。
冬の山だよ~。 ほんと気持ちいい。
登ってれば寒さも気にならないし、ほんと冬の山は大好き。
何だろう? 冬の山の静かさが好きなのかな~?
もちろん車も来ないし、見渡せば葉は枯れ、虫も冬眠中?
ほんと静かで聞こえるは自分の呼吸音、そしてチェーンとギャの擦れる音。
凛とした冬の空気の中をもくもくとペダルを回す感じがなんともいい。
こんな気持ちいいシチュエーションを思い出すと
『排気ガスが臭いしおまけに危険な車道をロードバイクで走る意味って?』
なんて感じる。。。
・・・・・
下から3.5kmくらい。
高麗川源流の碑の辺りから路面が凍結した箇所が現れ始める
『あー。下の立て看板はホントだったのか~』
氷の部分とアスファルトの部分が微妙に混じりあって氷の上に乗るとヌルッとトラクションが抜ける。
でも、車が作った轍部分は砂が敷いてあッたりして気を付ければ何とか走ることができた。
まだ、この辺りまでは・・・・
しかし、峠に近ずくにつれ路面は圧雪アイスバーン状態。
何とかそろそろと走るが一度でもこうやって写真でも撮ろうものならその後はもう進めない。
まず路面が発進時のトラクションを受け付けてくれない。
で、 バランスを崩す。→ 足を着く。 → 足を着くとそこで滑る → 又裂きの刑
とは言っても、峠の茶屋まで数百メートルというのは分かってたので歩く。
コースが分かっていなかったら間違いなく挫折していただろう。
刈場坂峠
歩いたり乗ったりを繰り返しお馴染みの場所に到着。
峠の辺りだけは木が刈られていて日が当たるからか雪が少なかった。
そして、眼下を見下ろしても特に雪の気配は感じられなかったのだが・・・。
りんどう茶屋
夏は賑わうりんどう茶屋周辺も御覧のとおりヒッソリと静まりかえっていた。
GL
当初は多少の凍結はあっても刈場坂峠から奥武蔵GLを走っていけるだろうなどと空想していたが、
GLはご覧のとおり。
とてもじゃないが自転車で走られる状態じゃない。
下る
登ったはいいが、下りはもっと怖い。
重力は物を下に引っ張るもので・・・
でも、道路際の圧雪されてない部分をそろそろと走ると意外といける。
が、リムサイドに雪がくっついてブレーキが効かない ・・・・ あー怖い。
それに道路際の雪ノ下の路面状況も分からなくてパンクが怖い・・・・
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下の分岐まで降りてきて、今度は正丸峠の方へ登っていく。
斜度も適当でお喋りしながら登れば4.5knの道程もすぐ。
ただしこちらは、国299号から名栗に抜けられる道とあってたまに車が来るので
ブラインドコーナーなんかでたまにヒヤっとする。
正丸峠
高度の差もあってか? こちらは、凍結、雪とも問題なし。
奥武蔵も正丸もたいして離れていないけれど状況は随分違う。
正丸峠から山伏峠へ
正丸からの下りに多少の雪が残ってる。
けど、道路の際のみで凍結も気にならないほど。
その先、山伏峠から名栗側は全く雪の姿もい。
そのためか奥武蔵、正丸と全く姿を見なかった自転車乗りに名栗からは随分すれ違った。
ケーキ工房綵珠
名栗に降りてきたらもう11時。
小腹も減ったし久し振りにケーキ工房綵珠にやってきた。
相変わらず犬はワンワン吠えている。
歯を剥き出しにして怒っているのかと思うと尻尾を振っている。
竹中直人の 『 笑いながら怒る人 』 を見ているようで可笑しい。
べジタブルカレー
ケーキのみ予定が、夜ごはんを早めに食う予定があって早昼を食った方がいいんじゃ?なんて。
前も気になっていたカレーをば注文する。
ベジタブルカレーだから当然か?肉は使わず飴色玉ねぎのみで作ったカレー。
濃くて何杯も食いたくなる感じじゃないけど玉ねぎの甘さがじっくり出たおいしいカレー。
フルーツロール、チーズケーキを摘みながら茶をしてマッタリ。
その頃には何故か? サイボク行ってスペアリブでも食う? なんて話になっていた。
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その後、飯能に出て国299号から入間川サイクリングロードを経由してサイボクへ
あまり腹も減ってないんだけど、肉なら食える。
何と言っても先ほど食ったのはべジタブルカレーですから。 w
ベーコン炎上
厚切りベーコン
屋外では様々なウインナー、ポークソテーなどが売られてる。
ただ、いままでここでほぼすべての焼物を食べてその印象は正直あまり感心しなかった。
不思議なんだけど、正直併設されるスーパーの試食コーナーのウインナーやハムの方がおいしく感じる。
で、今回もスーパーで試食は抜かりなく一通りこなし、
屋外の焼物に目を向けると以前にはなかったメニュー。
『 厚切りベーコン!! 』 ただ、特にベーコンが好きという訳でもないし、
炎上している姿を見ると『脂っこくって食えるの?これ?』って感じに見える。
でも注文しちゃった. チャレンジャーだから。
しかし。これは結構うまいベーコンだったよ。
炎上している姿とは大違い。 油は落ちてしつこくないし、塩加減も最適。
今まで屋外で売られていたものの中で一番おいしいと感じた。
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サイボクでさらに食い増しさらに走るよ~!
入間川から荒川へ。
まあ、ちょっと北浦和の自転車屋によって本日最終の飯所うなぎ【和香】へ
同じうなぎ屋ばかり出すなよ!と言われそうだけど、新しいことがあったから載せるのよ。
和香は月に2~3回は来てるんだが、新しい事はそうあるわけじゃない。
捌かれる鰻
幾度となくこの店に来てはいるけど店内でウナギをさばくのを見たのは初めて。
休日で出前やらなんやら注文がイッパイパイで鰻がなくなって、始まりました。
調理場横の見えない生簀からニョロニョロt威勢のいい鰻が数匹取り出され
素早く掻っ捌いてきます。
ホント一匹30~40秒の職人技。
肝わさ
最初肝が売り切れという話だったんだけど、鰻を捌き終わったご主人の口から
『鰻さばいたんで肝わさできますよ~』
ほんの20分ほど前までニョロニョロ生きていた鰻の肝だから新鮮そのもの。
なんかいつも以上においしく感じたよ。 これプラセボじゃないと思う。 うまかった。
鴨焼き
こちらはいつもどおり。
やいて甘味タップリのねぎとカモおポン酢で。 うまいよ~。
こちらも先までニョロニョロ生きていた、新鮮ピチピチ鰻。
今回も蒸し無し焼きオンリーの大阪焼きにして貰った。
皮はパリッと肉はトロリンと
肉厚も最高! 美味 かったよ~!
ただ、新しくさばくのなら大阪焼きに合わせて関西風に腹開きにして貰ったらよかった~と言ってみたら、
(ちなみに関東は背開き、関西は腹開きです。)
腹開きはさばく道具が刀のようなモノで背開きと同じ道具ではできないそうな。
今回は冬の山も走れたし、雪の中を走る機会なんてそうあるわけもないし楽しかった。
日曜日は大雪だったので今は更に酷い事になってるだろうからいい時に行ったとも考えられる。
鰻の解体も見てすぐにそれあ供されてなんだか贅沢だったな~
太郎くんまた冬の山に行きましょう!
今日もありがとう
ケーキ工房綵珠
・住所:埼玉県飯能市上名栗293
・電話:042-979-0405
・時間:11:00~
・休み:
サイボクハム
・住所:埼玉県日高市下大谷沢546
・電話:042-985-0869
・時間:9:00~18:30
・休み:月曜日
うなぎ 【和香】
・住所:埼玉県さいたま市浦和区本太3-1-18
・電話:048-884-0649
・時間:11:00~14:00、17:00~21:00、LO閉店30分前
・休み:水曜日