東京ヒルクライムコースを舐める。


せっかくの土日なのに雨の予報が出ていた ・・・ 


秩父まで有馬峠越えで行く予定であったがさすがに予報悪すぎ、アメッシュもすでに雨を伝えてるし・・・


Tくんに 『今日はやめよう~』 メールを朝から送ったが、


ところが奥さんから 『もう飛び出ていきました~。携帯も忘れていったんですよ~』 と電話が掛かってきた。


連絡取りようないし、行くしかないか~・・・で行く。 空を見ると ・・・ すでにヤバ過ぎである。


『今日俺は絶対に濡れる。・・・ 間違いなくビチャビチャに濡れる。。。』



いつも通り電車で飯能まで輪行だが、途中すでに雨で道路も濡れていたり・・・


『自転車はカーボンなんだから雷に打たれて死ぬかもしれない。 まだ遅くない。 引き返そう。』


そんな言葉が何度も出てきそうになるが何度も飲み込む内に飯能到着。


なぜか雨は上がっていた・・・ というか路面は完全にドライでこの辺りは降ってない様だった。




飯能からは名栗方面に県70号を通って名栗湖まで。 俺は年長なんだから当然曳いてもらった。


と、名栗湖に向かう橋を渡ってすぐ右側に 『だんご』の旗 が ・・・


こんな天気でも食い物を見ると色めきだつ~単純だ。 俺は。


寄ってみると、おばちゃんが自分で手作りしただんご類を売っている小さな店。


草もち3個250円と言うのも良心的だ。 ヨモギは自生のモノを使っているらしい。


補給用にはもう少し甘くてもいいと思う位甘さ控えめでなかなか旨い。


朝の2時から起きて作るらしい。 どんだけ早起きやねん。



おばちゃんに寄るとこの日が鮎の解禁日であったそう。


しかし、上流では雨らしく水が濁って『全然釣れてないみたいだよ~』との事であった。


道理で川沿いに釣り人が多い。 場所取りに好き者は夜中から来るそうだ。


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だんごも食ってまた出発。 さわらびの湯(標高約290m)を越える辺りから早速本格的な登りが始まる。


名栗湖は静かだが、その上の山には完全に雲がかってる・・・



『俺は濡れる。間違いなくズブ濡れる・・・』 でも、体を見るとまだ濡れてない様だ。


しかし・・・微妙に時々水滴が体に当たるのを感じる。 が感じないふりをしてみる。


有馬渓谷観光釣り場(標高約390m)を過ぎたところからから完全な山道が始まる筈だが柵がある。


『何?土砂崩れ?』 なんだか物騒だ。 


柵を越えて走り出してみると何故か道沿いでは車とすれ違ったり・・・


通行止めとかいいながら、実は通り抜けできそうだ。 バイクや自転車も意外といる。


道も荒れているし、alpslabルートによると平均10%以上なので結構きつい。


緩急織り交ぜながら坂なのでそれ以上だったりする場所も沢山。 はーはー言いながら登る。



はじめは水滴が体に当たるのを感じないフリをしていたが、サングラスに付いた水滴で前が見えなくなってきた。 

そうなると感じないフリもしていられない。

と言うか 俺はすでに濡れている。 しかもかなり濡れている。。。 ってムチャクチャ降ってるやん。。。


この雨の中更に山奥に入って雷に打たれたり、熊に襲われたリしたら。KanzoU家に汚点を残すことになる。


と、多分(標高約700m)弱位まで登ったところで断念して引き返すことに。。


踵を返すと雨脚が更に激しくなってくる! ア~寒い。。。 気温も低いし濡れて更に寒い


取り合えズ有馬渓谷観光釣り場まで戻ってお茶でもして雨をしのぐ。


コーヒーなんぞ飲みながら過ごすがいっこうに止まない。 ト言うか、どんどん雨は激しくなる。


店の前の坂道は樋になったかの様に雨水がズバーッと流れている。


店で写真なんぞ撮りながら。 そして寒さに震えながら1時間半位過ごしただろか? 


ニッチもサッチも行かないのでバス輪行で帰ろうと、バスの時間を聞くと


土日のみ朝と午後3時の2本しか無いと言うではないか!


しかしさわらびの湯まで行けば沢山バスは出ているらしい。 ・・・ しかし外はまだドシャ降り・・・


そこで、店の人思い出す ・・・ 『そう言えば雨ガッパ有るよ。』 


ぼくたち ・・・ 『 ソレクダサイ 』


カッパ着て山を下る。 さわらびの湯なら下りだしせいぜい10分だーッ!


雨の中を 『靴の中に水入ってキターーーーッ』 とジュクジュクさせながらダウンヒルーッ


と・・・太郎:『KanzoU さん パンクー!』 ・・・ 


俺: 『エッ?!』 『こんな時に冗談でもそんなこと言うな! ッテ ・・・ ほんまにパンクしてるし ・・・ 』


すでにズブヌレではありますが ・・・ かといって停車してパンク修理はツライ行為デス


こんなシチューションですので、チューブとタイヤの間には木やら草のカスだらけでしたがエイヤッで終了。


なんとか【さわらびの湯】 に到着!


寒いし・・・800円払って温泉に入ることに。


露天のジャグジーもあるけど風情はあまりない。 こんな天気なのに人も結構多かった。


あまり、イイ印象は無いかな。この温泉。


体は洗ってスッキリだが、ジャージは濡れてるし、何より不快なのは靴下ベショベショ、靴の中水浸し・・・


そんなことで気分は晴れないが、風呂に入ってる間に雨は完全に止み空は明るくなる


そう言えば の写真でも微妙に写っているが自転車乗りがイパーイ! 自転車だらけだ。 


脱衣室の籠にジャージを掛けて皆乾かしていた。 


皆さんツールド美ヶ原に出るそうだ。 練習してるんだな~・・・ 自分的にはキツそうで止めたイベント・・・。


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天気も微妙だし秩父方面にまた漕ぎ出すのもリスクが大きいし来た道を戻る。


かといって、そのまま飯能~帰ったんじゃ物足りない。ので小沢峠越えで青梅から帰ることにする。


時計を見るともう12時半。 殆ど漕いでなくても腹だけは普通に減るから不思議だ。


秩父で昼食と考えていたので飯はノーチェックだが、来しなに道沿いに見た店が気になっていた。 


得体が知れないがエイヤッで入る。 粘土工房【無地】


見たところ完全な家だ。


玄関先にはメニューがあって 【ローストビーフ】 とあって雪崩れ込んだ。


玄関入っても靴を脱いで入るスタイルで、本当に誰かの家に来たかの様な感じ。



窓際の席を奨められ行ってみると窓の外には入間川。 双眼鏡が置いてあったりしてなかなかイイ。


注文は【カレー】(小鉢、サラダ、味噌汁、コーヒー付き(1000円)大盛り(200円)


【ローストビーフ】(500円!)を二人で摘んだ。


サラダは自家菜園で無農薬だそう。 味が濃い野菜だ。


山菜はあまり食べないと言うか食べる機会があまりない。


フキとコゴミであろうか、アゲと一緒にとても上品に煮てある。結構おいしい!



カレーを見て驚いた。 山猫軒や山猫亭でも出している古代米だ! 古代米は流行っているのか?


ルーもたっぷりでヨイ。 口に放り込むとはじめ甘さが広がり、その後ピリッとくるカレー。


白ワインで煮てあるそうだ。   山猫軒、山猫亭、ココのカレーではココこのが一番好きかも


二人で摘んだローストビーフ。 500エン!


西洋わさびにグレービーソースなんてのが好きだけれど、ここのは岩塩のみで戴く


オージーのランプだろうけど、シッカリした噛みごたえの赤身の味わいと言うのも良いモノだ。 おいしく戴いた


食後にはアイスコーヒー、そして締めにこの近所で栽培されている緑茶で締めた。


エイヤッで入った割にはいい店でよかった。 満足した。


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食後はそのすぐ前にある甘味処 【赤沢スイーツ】


来しなにバッチリチェックしていた。 来しなだったので寄ろうとも言い辛かったが食後なら遠慮無し。


黒板にオススメなんぞが載っていて惹かれるじゃないですか!


しかもこの店、月に4日しか開いてません!

期待を込めて入店すると ・・・ ちょっとガッカリ。 


フツーのケーキ屋の様を想定していたんですね~。。。


焼き菓子が沢山。 あまり触手が伸びなかったのですが試食をしたらビックリ!




マンゴーの焼き菓子なんて・・・あまりおいしそうな気がしないですよね!?


シカシ! どれも何とも上品にまとまっている。 上品で優しい味


そしてアーモンドプードル使われているモノが多く、口に含むとリッチなんです。 


リッチで上品で優しい ・・・ そんな人に僕はなりたい。


大体100円~200円。 パウンドでも500円位だったかな~。 安い


月4日の営業の事について聞いてみたら、通販で忙しくて普段はそちらで手がイッパイだそうです。


気になる方は通販してみたら? これは食べるべきです。


本当はイートイン出来ないんですが、 何となくお茶も出してくれてイートインしちゃったし・・・


このお茶(アップルティー)がこのお菓子とよくあっていてそれも印象を良くした原因であります。


いろいろ食って、この後に更に4つ位持ち帰りしましたが かなり逝けてます。 おいしかった。


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すっかり満腹、血糖値も上がって帰路に。


小沢峠を裏から上がるのは初めてです。 腹もイッパイでなかなかキビシイ。 短いのが救い。


上がりきって小沢トンネルを抜け成木街道を普通に帰るつもりでしたが、思い出しました!


ブログ仲間のKniさんが東京ヒルクライム成木ステージ に試走に行った事を・・・


そう言えば、小沢峠降りてきたところを側道に入った所から始まるコースだったな~


と、すぐに分かった。 側道は1つしかないからすぐ分かる


東京ヒルクライム スタート地点だと思われる場所


600人規模のレースだと言うが、そんな人数がスタンバイするような場所は見あたらないが・・・


とりあえず登ってみる。(標高約340m)ヨリ


最初は両側民家があって斜度もそんなにきつくないが・・・


そのうち民家は消え、電柱も無くなり本格的な山道が現れる。


斜度もきつくなる。 部分的は和田峠風の場所も有る。 


ほんの短区間だけど特にキツイところは20%近くあるかも知れない。 コンクリート舗装の部分はきつい。


斜度がきつい場所はローラー車で転圧出来ないので、こんなコンクリート舗装になる。


なんとかドンズマリの終点(標高約740m)まで登った。 結構しんどかったヨ。


道には苔がビッシリだったり、ガードレールが無かったり・・・


山はたまに行くけど、行き止まりの山道というのは行ったことがない。


人も住んでなくて行き止まりとなると、普段人が入って来ない道と言うことになる


そんな道には表面に苔が広範囲に生えている事を初めて知った・・・と言うか思い知らされた


斜度がキツイ区間・・・蛇行して少し車体を倒したらフロントがズルッと滑ってすってんコロリンした。


せいぜい時速10km以下だったので良かったが、あまりにも不意のことで被害が大きかった・・・


って言うか、時速10kmでフロントが横滑るって ・・・ 


教訓: 濡れた苔は滑って血が出ます


バーテープは破れるし頂上に着いたら、血がダラダラ垂れてたよ。。


まあ、確かにちょっとトラクション駆けるとリヤタイヤが滑るとkniさんも書いてたし実際リヤは良く滑った。 


で、走り終えての感想だけど ・・・ こんなところで絶対600人も走れない。


600人も居れば僕の様にドンクサイのも何人か居るだろう。 下りとなれば更に危ない。


下りでフロントが滑ったら 『ハイ、さよなら』 だ。 しかもガードレール無かったりして・・・


正直、このコースで600人規模のレースを運営をどうするのかとっても疑問に感じた


料金7000円でジャージくれるらしいから走れ無くても損は少なそうだけどネ。


出場考えてる人は、一度走った方がイイデス。



今日もありがとう



alpslab routeによるルート

名栗~東京HCコース



【無地】飯能赤沢  ・・・ ★★☆

住所:埼玉県飯能市大字西赤沢

電話:0429-77-1816

時間:11:30~18:00 

土日のみ営業


スイーツ【赤沢スイーツ】飯能赤沢  ・・・ ★★★

住所:埼玉県飯能市大字西赤沢958-3

電話:0429-77-4388

時間:9時には開いていたと思う。

土曜のみ営業