月と鼈@新橋 | RULEBOOK美食倶楽部

月と鼈@新橋

頑なにこだわっていることなのですが、ラーメンが好きであるが故、つけ麺は受け入れがたい存在なのです。

括りとしてはラーメン。
でも気持ちの中ではラーメンじゃない。
食べに行くなら、やっぱり熱々スープに浸かった麺を啜りたい。

初めて食べた六厘舎のつけ麺の美味しさは忘れられません。
が、長年にわたり心に刻まれた、ラーメンに心を満たされる感覚は、易々とはつけ麺を受け入れてくれないのです。

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時は流れ、洗練されたつけ麺が出てくると、打ち捨てておいた愚かな自分とも区切りをつけないといけない。
そう思わせてくれたつけ麺。

一旦そう思うと、向こうから笑いかけてくれる親しみがある。
美味しさと親しみ安さの両立。

またひとつ、美味しい世界が広がりました。
ごちそうさま。