この夏の札幌ははっきりしない天気が多いですね。
土曜日はカラッと晴れたと思えば今日は雨。楽しみにしていた社会人野球・北海道大会も試合途中で中止で日程の組み直し。
月曜日以降は天気もいいようですから4日の決勝まで選手たちはコンディションを整えて、少しだけ北海道を楽しんで欲しいものです。
北海OBの藤原航平さん(50期)が主将を務めるトヨタ自動車は今日の第3試合の予定が明日の第3試合に変更。先に試合をする三菱重工神戸が勝ってしまうと1位突破はなくなりますが、ワイルドカードでの決勝トーナメント進出の可能性もあります。
第2試合の三菱重工神戸-日立製作所の試合の動向を見守りながら、続くトヨタ自動車-七十七銀行の試合も注目したいものです。
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北海野球部百年物語の冒頭130ページです。
電子図書(楡印刷様ご提供)表紙~第3章「北海野球部、いざ全国へ」昭和8年まで
提供:楡印刷株式会社
北海野球部の素晴らしきその伝統、その歴史を引き続き一人でも多くの方に伝えていき、共に新しい時代を見つめていけるよう、引き続きみなさん、よろしくお願いします。
さて、今日大阪の代表校が履正社に決定し、49代表校が出そろいました。
大阪府内の実力校として力をつけた感のある履正社ですが、夏は13年ぶりの出場。
書籍「北海野球部百年物語」にも紹介しましたがこの履正社は北海と少なからずの縁があります。
ご存知でしたか?
この番組にも来て頂いたゲストの中にも少し身近に感じている方もいるかもしれません。
1967年(昭和42年)~1973年(昭和48年)夏まで指揮を執った藤田英雄監督(14期)が北海の監督を退いた
後に就任したのが大阪の福島商。この福島商が1983年(昭和58年)に校名を改めたのがこの履正社だった
のです。
少なからず北海との縁を探すとあるものです。
書籍「北海野球部百年物語」で取材させていただいた方のゆかりの学校を探すと
北照・河上敬也監督
早稲田実・神宮堂夫さん(昭和38年センバツ)
報徳学園・永田裕治監督(平成7年センバツ)
広陵・宇根洋介さん(昭和42年夏)
宇和島東・(済美)上甲正典監督(平成6年夏)
といったところ。
今年の甲子園も混戦模様。久々の復活、初出場校など話題もありそうですね。
さて、明日のゲストは藤原航平さん(50期・平成9年度)です。
現在、北海OBで日本最高峰の野球に取り組んでいる方のお一人です。
その藤原さんが活躍された平成7年~平成9年は北海中心の道内高校野球でした。
藤原さんが中学3年だった夏、札幌南が南大会の決勝に進出して話題になりましたが
甲子園での北海の活躍、そして秋の国体制覇で注目度が俄然高くなりました。
当然、藤原さんのように、多くの中学球児が北海へ進んだのです。
入学した平成7年はセンバツに北海が出場。
岡崎光師投手、渡邊洋介主将らがチームを引っ張りましたが夏は函館大有斗に
延長の末敗れます。
この函館大有斗との対戦は藤原さんにとっても因縁となりました。
1年の秋(平成7年)は札幌地区で東海大四に敗れます。
センバツは駒大岩見沢が出場しますが東海大四にはプロ注目の千葉徹投手(三菱重工横浜)が
健在でしたが2年生ながら外野の一角を占めた藤原さんの活躍もあり、南大会で史上唯一の
東海大四との決勝対決を制して甲子園へ出場します。
甲子園では2-4で金沢(石川)に敗れました。
大西昌美前監督にとってこの試合が甲子園最後の采配となります。
主将となった2年秋(平成8年)は甲子園帰りで時間がなかったにも関わらず、勢いそのままに
決勝へ進出、函館大有斗と死闘を演じます。
死闘と言っても北海が押しに押しまくり1-1の9回以降、毎回サヨナラの好機をつかみながら
函館大有斗の気迫の守りの前に1点を奪えず、逆に中継ミスから決勝点を奪われるのです。
延長12回 1-2。
藤原さんら50期の世代は函館大有斗が春夏連続甲子園出場を果たすのです。
神田朋和投手(NTT北海道・NTT東日本)、片口伸之投手(國学院大、現函大有斗監督)の
ニ本柱を中心に派手さはないものの「(道内で)負けない野球」を貫きました。
それでも夏の出場校を予想する朝日新聞では東海大四と北海の争い、という評判。
実力は高く評価されていたのです。
3年(平成9年)の藤原さんら高校50期を中心としたチームは勝負運に
見放され続けます。北海野球部史上でも最も悲劇的な敗戦が続くのです。
春季大会は札幌地区予選代表決定戦で東海大四に1-14。
そして最後の夏、札幌地区予選3試合で36得点、1失点の爆発的な記録的
大勝を収め、優勝候補として南大会へ出場しますがそこでも想像しない展開が待っていました。
高校野球の怖さ、難しさをこの世代の選手たちは思い知ることとなるのです。
さて、放送は明日(8月2日)20時~です。
藤原さんは予定が変わって第3試合のため、大忙しのはず。
決勝トーナメント進出なるか。
トヨタ自動車を応援しながら放送をお待ち下さい!
お聴き逃しなく。
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上記「アマゾン」か 「47クラブ」(本の詳細もわかります) へ
★改めてお知らせです。
明日 8月2日のゲストは藤原航平さん(50期・平成9年度)です。
日本の最高峰で戦う一人です。名門・トヨタ自動車のキャプテンも原点は北海野球です!
8月9日(月)は終戦65年特番予定!北中伝説と「それでも野球がやりたかった!」。ご期待ください!
北海中38期(昭和17年度)主将 滝澤球磨雄さん
北海中39期(昭和17年)エース 坂口(矢北)允雄さん
らが(電話)出演予定です。
札幌市外の方もインターネット放送 で聴くことも可能です。
番組へのメッセージ、ご意見、ご感想もお待ちしています。
メッセージは apple@765fm.com FAX 011-813-6767