横浜国立大学 経済 数学 | 2011年度大学入試数学
●2011年度大学入試数学評価を書いていきます。今回は横浜国立大学(経済)です。
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^
4月も10日過ぎました。新社会人のみなさん、大学に無事合格した皆さん、高校、中学に上がったみなさん、そして相変わらずの私(笑)
でも、4月はなんとなく気分がいい^^ 天気も気温もさわやかですし、高揚しますよね。
2011年 大学入試数学の評価を書いていきます。
2011大学入試シリーズ第28弾。
国立シリーズ、第18弾。
横浜国立大学(経済)です。
問題の難易度(易A←→E難)と一緒に、
典型パターンのレベルを3段階(基本Lv.1←→高度Lv.3)で書いておきます。
また、☆は、「解くとしたらこれがいい」というオススメ問題です。
難易度の指標は、こんな感じです。
D・・・難関大学でも難しい部類の問題。
E・・・超高校級の難問。試験場では即捨てOKの問題。
また、解答までの目標時間を、問題ごとに書きます。
※目標時間=解き方を含め、きちんと完答するまでの
標準的な時間です。
したがって、
目標時間を全部足すと、試験の制限時間を越える
ことも、当然ありえます。
同時に、その時間の2倍考えてもまったく手がつかない場合は、
ヒントや答えをみるといい という目安にしてください。
横浜国立大学(経済)
(試験時間90分)
全体総評・合格ライン
問題数は3問と少ないですが、複数の分野にまたがる融合問題が多く、バランスよく出題されている印象です。
難易度も、難しすぎず、簡単すぎずでちょうどいい良問セットといえるでしょう。
試験時間90分に対し、
目標解答時間合計は75分。
試験時間は割りとゆったりですね^^ 計算を慎重にやって、とれるところは確実に取りたいです。
■合格ライン
第1問は、(2)が見慣れないが、グラフの視覚化の典型問題。理系と共通で、理系なら取りたいところではありますが、文系ならはたして。
第2問は微積と数列の融合。落ち着いてやれば単純作業の繰り返しなので、ここも計算ミスせずに取りたい。(3)は計算方法によっては時間ロスになりますが・・・
第3問は典型的な空間ベクトルの問題。こちらも理系と共通。ベクトルに苦手意識があるとこれでも難しいみたいです。それでも、教科書総合問題レベルの(2)までは取りたいところですね。
だいたい、70%ぐらいがラインなのではないでしょうか。もう少し上でもおかしくない。
第2問は確実に取って、第1問ー(2)、第3問ー(3)を正解できるかどうか。
第1問・・3次方程式の解、整数(B、25分、Lv.2)
※理系と共通問題。
解の個数の問題です。
解の個数の問題は定数分離して視覚化が原則です。
求められているのは整数解ですが、原則は変りません。とびとびの値ですから、調べれば範囲も絞れます。
※KATSUYAの解いた感想
グラフの極値がめんどくさかったが、「整数解なら別にいいや」とサボる。解答時間8分。
☆第2問-接線、面積、数列(B、25分、Lv.2)
規則に従って、接線を次々に引いていく問題。微積分と数列の融合問題としては、典型問題ですね。
(3)の面積の求め方ですが、わざと言葉で書くと、
(放物線の式)-(直線の式)
を an~an+1 で積分することになりますが、この直線は、放物線に an で接するんですよね?
ですから、式にすれば、 (x-an)^2 となるのは当然ですね。 このほうが、楽に計算できますね。
※わざわざ展開する人も見受けられますが、計算ミスと時間ロスの原因になります。
放物線と直線(接線)で囲まれる場合は、因数分解を意識しましょう。
公式が使えたりと、ラクに計算できる場合が多いです。
計算は本質を突いたうえで、うまくサボるのがコツです(^~^)
※KATUSYAの解いた感想
一瞬ぎょっとしたが、やってみると全くたいしたことなく、終了。√2 とπ/2 の大小は使っていいものかどうか迷ったが、使わないと無理なので無許可で使用。 解答時間10分
第3問-空間ベクトル(B、25分、Lv.1)
基本的な空間ベクトルです。(1)の誘導もあり、ケアレスミスさえしなければ何の問題もなくいけたでしょう。
空間ベクトルを習い終えている人は、自分の理解度を試すために、これを解いてみましょう^^
すーっと解けるか、考えて解けるか、全く解けないか。 どーですか?
(3)のような問題も、解き方は決まっています。きちんとマスターしておきましょう。
※KATUSYAの解いた感想
ただの空間ベクトルなので、すーっと計算。解答時間7分。
対策
難易度は例年通りです。今年はⅡ・Bからの出題が多いですが、バランスよく出題される傾向にあります。
各分野でまんべんなく基礎力を確実にすることが重要です。
教科書の章末問題がすらすら解けるレベルであればOKでしょう。
参考 >> 2010年 横国 経済 数学
以上です^^
次回は、東京医科歯科大学(医)です。
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時間的にも余裕はあります。