マレフィセント
話題のマレフィセントを見てきた。
アニメ版の「眠れる森の美女」のリメイクで、悪役だったマレフィセント目線な作品。オリジナルは、姫が王子様のチューで目覚める程度の知識しかなかったけど、アンジェリーナ・ジョリーの引退作と言われたり(実際は否定してる)、アナ雪の直後のディズニー映画ということもあって割とハードルが高めになっていたかもしれない。

僕はかねてから「マレフィセント Free Fall」というキャンクラのパクリゲーにどっぷりハマっていたので、始まってしばらくは「本物や!これ結構忠実に再現されてるやん!」とワクワクしていたけれど、そう長くは続かなかった。

まず、王がかっこ悪い。別にかっこ悪くてもいいんだけど、王としての尊厳みたいなものも感じられなくて、子供時代から成長したときに「え、こいつがステファン(王)なの?」って思ったし、みんな思ったはず。それでいうと子供時代のステファンもそんなにかわいくない。
そんなステファンに恋するが裏切られ、愛が憎しみに変わるマレフィセントはすごく良かった。アンジェリーナ・ジョリーは魔女が似合うね。ツンデレ魔女。
2人は本当にお似合いじゃなくて、なんだかなーって思ってた。

そして王が権力欲しさにマレフィセントの翼を盗んでしまうところから本題に入っていく。好きだし殺せねーよってなって翼を折っちゃうんだけど、まぁここまではわかる。ただここからの展開がもうスッカスカになっていく。

王は呪いがかかったオーロラ姫を育児できない妖精に預けて育児放棄、マレフィセントはオーロラ姫と1度しか会ってない男を真実の愛だと信じてキスを強要、結局アナ雪の二番煎じ的な真実の愛で目覚めちゃうオーロラ姫、「生みの親より育ての親や!」とマレフィセントに手助けしてパパ逝去などなど、目が点要素満載な映画でした。

それから、3Dで見る必要なかった。

★☆☆☆☆