こんばんは、タロット占い師・守田のり子です。

今日から取り上げるテーマについては、
ずっと前から書きたいと思っていました。
でも、なかなか取り掛かれずにいました。

重たいテーマだし、読んで愉快な話でもありません。
当事者が読めば、
とても嫌な気持ちになる怖れもあります。

私自身が、今、
具体的な解決策を持っている訳でもありません。
だから、とても書きづらいのです。

でも、鑑定を通して、私が毎日のように
直面している問題ですから、
逃げる訳にはいきません。

これは、心穏やかで
幸せなパートナーシップを築いていく上で、
避けては通れない話です。

ですので、これ以上先延ばしににせずに、
今日から書いていこうと思います。



私の鑑定に来られるお客様の中で、
子供の頃に性虐待を受けて育った方が、
とても多いのです。
割合としては、私が鑑定させて頂く中で、
少なくとも1日にお1人は、こうした経験を
された方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。

こうした経験は、ご本人が自覚されている場合もあれば、
すっかり忘れて“ない事”にされている事もあります。


私の定義する『性虐待』とは、
性行為そのもの“だけ”を指すのではありません。

今まで私がお聞きした例としては。。。

着替えやお風呂をいつも覗かれていた。
叱られる時に裸や下着姿にされた。
仰向けに押さえつけられて、馬乗りになられた。
嫌がっているのに、一緒にお風呂に入らされていた。
親の性行為を見せられた。
親の自慰行為を見せられた・手伝わされた。
AVビデオや本などを、目に付くところに置かれていた。
胸やお尻など、身体を触られた。
裸の写真を撮られた。

など多岐に渡ります。


つまり、“何をされたか?”が問題なのではなく、
その行為によって、ご本人が
性的なストレスを感じ、自己肯定感が
著しく損なわれている場合を、
性虐待だと、私は考えているのです。


性虐待は、近所の人や
見知らぬ人からの被害もありますが、
親族からのものが圧倒的に多いです。

中でも父親が一番多く、次に兄弟、祖父、
叔父やいとこなどの親戚。
母親からというケースもあります。


子供は、たとえその行為が
何を意味するのか分からなくても、
上記のような目に合った時、
恐怖や、ひどい嫌悪感・不快感を感じます。

『自分が性的な対象として見られている』と
感じるだけで、子供は恐いと感じるのです。

ましてや、本来、自分を守ってくれるはずの親、
信頼している親族から、自分が
『性的な対象として見られている』と感じると、
子供は常に緊張の中で暮らさなければなりません。

本来、安全な場所であるはずの『家庭』は、
のんびりくつろぐ場所ではなくなるのです。


もちろん、この件に関して、
子供の側に一切の責任はありません
それなのに、子供の方が、
自分が悪いことをしたような気持ちになったり、
自分が汚ないものだと感じたり、してしまうのです。


「それって性虐待です(2)」へ、つづく。



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