こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨夜は帰宅が遅くなり、ブログ更新が
出来ずにすみません


遅くなりましたが、先日の続きです↓
《タロット占い・結果実例集28-7》

タロットから、Sさんに提示された課題。
それは、まず、お母さんと向き合う事でした。

そのために、自分が小さかった頃の話を聴き、
また、お母さんの子供時代の話も
聴いてみるようにと、アドバイスが出たのです。


以前から、Sさんは、
“お母さんに対する態度がキツイ”と、
ご主人から指摘されていたそうです。

これは、お兄さんに対する態度を見て、無意識に
お母さんへの『怒り』を貯めておられたせいだと
思われます。


「本当は、お母さんは悪い人ではないよ。
色んな過去があるからあんな風になっただけで、
実はめちゃ我慢している人やで。
なんで、そんなお母さんにキツイ言い方をするの?」

「あんなに辛抱強いお母さんはおらんで。
あんた(Sさん)は、あの人が居るから、今があるんやで。
ちゃんと、お母さんに、感謝を伝えて、
『今までごめん』って謝りや」
と、ご主人に言われたそうです。


Sさんは、18歳で実家を出て、
大阪の美容学校に通い、美容師になりました。
                                                      
家を出て以来、ずっと、
実家から離れて暮らしているため、
なかなかお母さんと、
じっくり話をする機会が無かったそうです。

しかし、今年の4月に、お兄さんの7回忌のため
実家に帰った際、Sさんは課題を実行されました。

7回忌の法要後、2~3歳頃のSさんが歌っている
カセットテープが見つかり、親族でそれを聞いたり、
亡くなったお兄さんとSさんが、
一緒に映った8ミリ映像の話になったりと、
自然と子供の頃の話が出たそうです。

Sさんは、小さい頃、家族みんなに
大事にされていたのですね。

そんな家族との話の中で、Sさんは思い出されたそうです。

「早く、お兄ちゃんとお母さんの関係を
何とかしたい!」と
子供の頃から、ずっと考えていた事を。

そんな気遣いの中では、
いくら家族に可愛がられていても、
無邪気な子供として、
のんびり遊んでいる訳にはいかなかったのです。


OSHO禅タロット・遊び心






その後、Sさんは、お母さんの子供の頃の話を聴き、
初めてお母さんをタロットで占ってあげたそうです。
その中で、
「お母さんは大変な状況の中で、強く生きてきた」
という事が分かり、Sさん自身が安心し、
改めてお母さんを敬う気持ちが出てきたのです。


もう一つの課題は、亡くなったお兄さんとの対話です。
この課題にも、Sさんは取り組まれました。

Sさんは、
「自分が生まれなければ、お兄さんが
早くに亡くなる事はなかったのかも。。。」
と思われていました。

この想いを持ったままでは、自分の存在を
肯定することが出来ません。

鑑定中に、タロットでお兄さんの気持ちを見てみると、
「Sさんが居てくれた良かった」と
思っていると出ました。
お兄さんは、Sさんが生まれた事を
喜んでくれていたのです。

鑑定後に、Sさんは一人で瞑想し、お兄さんを呼び、
色々な言葉をかけたそうです。
「私も、お兄ちゃんが居てくれた良かったよ」と。



その後、ご主人も、2度目の鑑定に来て下さいました。
1度目の鑑定の際は、
Sさんへの不満や愚痴をこぼしていたご主人ですが、
2度目の鑑定では、こうおっしゃっていました。

「今まで、奥さんとは色々あって、正直、
“別れた方がいいんじゃないか”と思う時もありました。

でも、今では、この人と出会えて良かったと
本気で思っています。
自分の一生をかけて、彼女を幸せにしていくんだと、
腹を括れました。」

ご主人のこの言葉を聞いて、
私は涙を堪えるのに必死でした。

ご主人、かっこいい



最終回、【結果検証】へつづく。



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