こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
昨日の続きです↓
「当たる占い・当たらない占い（１）」
昨日も書きましたが、
本来、私がご提供したい情報は、
“過去どうだったか？”
“現在はどうか？”
ではなく、“未来をどうするか？” です。
カードから示される未来に対する対処法は、
大きく分けて二通りあります。
（１） 自分が、物事や人に対して、
能動的に働きかけて、望む未来を手にする方法。
（２） 自分ではどうする事も出来ないので、
その事実を受容れていくという方法。
もちろん、出て来るカードによって、対処法が違ってきます。
まず、（１）の場合についてご説明します。
最も能動的に動ける時に出るカードは、この３枚です。
（画像は、マルセイユ版タロット）↓
●「魔術師」
●「皇帝」
●「戦車」
私が、自分自身のことを占った時、
この３枚のうちの、どれかが出ればガッツポーズですね。
“自分の思い通り、やってええんや～！”
“思い通りやったら、上手くいくわ～！”
という感じですから、自信を持って物事に取り組めます。
この３枚のカードは
“多少強引でも、自分の好きに動ける”しるしなので、
私にとっては、とても楽チンなカードなんです。
ですから、鑑定中でも、この３枚が出れば、
一応、安心です。
だって、お客様自身が、
能動的に問題が解決出来るのですから。
こちらも、お客様の背中を押しやすいってもんです。
でも、中には、この３枚のカードが、どうしても
受容れられないお客様もいらっしゃいます。
分かりやすいように、恋愛相談に例えます。
「好きな人が居るのですが、どうしたらいいですか？」
というご相談だとします。
「魔術師」（画像はウェイト版の魔術師）
が出た時の、お客様へのメッセージは、こんな感じ。
「道具は揃っています。
つまり、準備は整っている、ということ。
後は、この道具を、自分で使うだけ。
誰にも気兼ねは要りません。
好きな人がいるなら、自らアプローチして下さい。
相手を、あなたの思い通りに動かせます。」
さて、いかがでしょう？
何の問題も無く、恋愛が始まりそうでしょ？
でも、困ったこともあるのです。
このカードが出た時は、自ら動かない事には、何も始まりません。
つまり、じっと待っていても、
相手は振り向いてくれないって事です。
勇気を出して、自らアプローチして頂ければ、
結果はついてきます。
で、「占いが当たった」となります。
でも、もし何もしなかったら。。。
「占いが当たったか？当たらなかったか？」は
分かりませんよね。
もし、何もしないでも、
その相手から告白されて、恋人になれば、
「占いは当たらなかった」となりますが、
まぁ、このカードが出ているのに、そんな風になった、
というケースは聞いた事がありません。
じゃあ、そういう方々は
なぜ、自ら動こうとしないのでしょうか？
「当たる占い・当たらない占い（３）」へ続く。
