こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


一昨日・昨日と、
“子供を愛さず甘やかす親” について書いてきました。↓
「共依存からの脱出ー子供を甘やかす親(1)
「共依存からの脱出ー子供を甘やかす親(2)」


今日は、そのまとめです。


愛するのは、相手が必要なものを与える事、
可愛がる(甘やかす)のは、自分が与えたいものを与える事。

 

似ているようで、ずいぶん違います。    

親から、“可愛がられた”けれど、
“愛され”ずに育ったため、
いくつになっても、親からの愛情を渇望し、
コンセントが抜けない人たち。  

その場合は、いったん
“親からの愛を諦めて下さい”と書きました。



これは、親を見捨てるとか、
親と会わないようにする、
という意味ではありません。

接し方は、今までどおりで構いませんから、
親からの愛に対する“執着”だけを手放して下さい、

という意味です。

そのために、出来れば、
やって欲しいことがあります。


親が、あなたの望む形で、あなたを愛せなかったのは、
そして、今も愛せないのは、
あなたが悪いからでも、
あなたに存在価値がないからでもありません。


あなたの親が、
そのお父さん、お母さんから
望む形で愛されずに大人になってしまったせいです。

つまり、あなたの親も、 いわば“被害者”なのです。
そして、そんな親の親、
つまり、おじいちゃん、おばあちゃんも
おそらく、同じなんです。

この連鎖は、遡っていけば、
おそらくどこまでも続いています、
誰に責任があるのか、問う事ができないでしょう。

だから、お父さん・お母さんも、
あなたと同じ苦しみを持っているのだと
理解するトライをして欲しいのです。


その方法は、

親の幼少期の話を聞き出してあげること、です。

仲のいい親子は、親の子供時代の話を
日常生活の中で、普通にしてきていると思います。

愛されて育った親の子供時代の思い出は、
楽しい事が多いはずですから、話しやすい。

 

 

でも、子供時代に辛い思いをしてきた親は、
幼少期の事を語りたがりません。

お父さん、お母さんが、どうやって育ってきたか、
子供時代、自分の親をどう感じていたか、
聞いたことがありますか?

もし、
「そんな話は聞いた事ない。」
「今さら、そんな昔の話、してもしゃーない。。。」
なんて思っているとしたら、是非やってみてください。




私の場合は、
自分や弟、母を捨て、借金を残して逃げた父を、
恨むでもなく、求めるでもなく、
ず~っと “無いもの” として生きてきました。
無感情、無関心ってやつです。

うちでは、父の話はタブーでしたから、
なぜ居なくなったのか、さえ、
聞いた事がありませんでした。


そんな事したら、お母さんが 可哀相やと感じていたし、
私自身も、自分が捨てられた事実をはっきり認識するのが嫌で、
避けてきたのだと思います。  

でも、潜在意識の中では、
「なんで???」という疑問がずっと残っていたのでしょう。
だから、頭で意識はしていないけれど、
執着は残っていたのだと思います。


 

父の幼少期など、興味もないし、聞きたくもなかった。
でも、それでは何も解決しませんでした。

タロットと出会い、ダーリンと出会い、
初めてそこと向き合う気になったのです。

そして、父のお母さんが、父の幼少期に亡くなり、
父のお父さんは自殺し、
その後、父が養子に出されていた事を知りました。


その事を知ってようやく、父も苦労してきたんや。
家族の愛し方を知らずに、親になってしまったんや。
ということが理解できたのです。  



親から、幼少期の話を うまく聞きだせるかどうかは、
あなた次第ですが、
やってみる価値は あると思います。  

父のことを追求したら、 さぞ母は嫌がるであろう。。。
もしかしたら、話してくれないかも。。。 って、
私も思っていました。    

でも、いざ聞いてみると、
どんどん昔の事を話してくれました。
きっと、母も吐き出したかったに違いない。
でも、ずっと我慢してくれていたのです。    


お父さん、お母さんをボケさせないためにも、
一度聞いてみませんか?  



なんでここでボケが出てくるの?という方は、
「ボケの正体」シリーズも是非、読んで下さい。↓
http://ameblo.jp/flower-tarot/entry-11023435579.html



負の連鎖をあなたの代で終わりにし、
良い連鎖をスタートさせるか、
下の代に負の連鎖を引き継いでしまうか、
それはあなたの選択次第です。

私がどうこう言う事ではありません。  


でも、出来る事なら、
負の連鎖を止め、良い連鎖をスタートさせる、
そのお手伝いが出来ればいいなと 思い,
日々鑑定をしています。


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