こんにちは、カナート西神戸店にあるフラワー動物病院 院長の藤村 淳です。

ワンちゃんが急に痙攣(けいれん)をしたり、
バタッと倒れてしまったことはないですか?

本当に急なことなので、
びっくりしたと思います。

そんな時、飼い主として、
落ち着いて対処ができましたか?

犬の中で1%の確率で起こりうる
てんかんの原因」について、お話しますね。

まず、「てんかん」と発作やけいれんって違うの?
(詳しくは↑)

てんかんの原因は、ワンちゃんの脳の中で、
急に異常な電気的な興奮が起こってしまうことで起こります。

ワンちゃんにてんかんが起きてしまうと、
脳から全身に指令がいかなくなって、
意識がなくなったり、痙攣(けいれん)が起こります。

犬のてんかんの原因にはいろいろあります。

しかし、てんかんを起こしたことのあるワンちゃんであれば、
激しく興奮させないようにしましょう。

たとえば、ワンちゃんが興奮して吠えているときに、
さらに煽って余計に興奮させたりすると、
てんかんを起こしやすくなるでしょう。

犬のてんかんの原因を突き止めるために、
一般の動物病院では、
血液検査やレントゲン検査
を行うことが多いですね。

そして、貧血がないか(体がふらふらしますね)など、
血液や体の異常が他にないかチェックします。

大学病院レベルなら、CTやMRIなど検査で脳に腫瘍など、
原因がないかチェックすることもあります。

ただし、CTやMRIは犬の場合人間と違って、
全身麻酔が必要になります。

そのため、金額が高額になるだけでなく、
生命の危険性も伴います。

これらの検査をしても原因が分からない場合、
特発性(原因不明)てんかんと言い、
腫瘍などがあっててんかんを起こしている場合、
症候性てんかんと言います。

多くの場合、犬のてんかんは、
特発性てんかんだと個人的に感じます(あくまで私の見解です)。

治療は、原因や症状に応じて行います。

ワンちゃんにてんかんが起きた場合、
すぐに、かかりつけの動物病院に受診しましょう。

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