10月に、私の家に変質者が侵入した件で、
記事にも色々書いていましたが私はPTSDと診断されました
知らない方もいるかもしれないので・・・
犯人がうちに侵入したのは2回目でした。(犯人と言ってはいけないんかもしれんけど、犯人と書くね)
両方とも私が夜中に家に帰ると家の中にいて鉢合わせをしました。
1回目は、玄関のドアの内側に居て、すぐに逃げたので顔もハッキリ見えず、証拠もなく、終わりました。
2回目(今回)も、夜中家に帰って、母親の部屋から変な物音がしたので様子を見に部屋のドアを開けると
中から下半身裸でニット帽をかぶった男が飛び出てきました。
一瞬で、1回目に侵入した犯人だとわかりました。大声を出し、父親と一緒に追いかけ
もみ合いましたが、結果逃がしてしまいました。
その後警察が到着し、家に戻って母親の部屋に入ると、母親は意識がもうろうとし、うなっていました。
警察がほっぺたを何度も叩いたり、話しかけたりしましたが、母親は喋る事もできず、
1時間後、やっと意識が戻った感じです。母親はその時の記憶が全くないみたいです。
数日後、母親の傷や、犯人の前科、持っていたものなどから、
電気ショックを与えられ意識を失っていたことがわかりました。
私も父親も、犯人の顔はしっかりと見ていたので、面通ししすぐに拘留されました。
前科もあり今回と同じ手口で何度も捕まっている常習犯だったのですが、
拘留されるまでの1日で、証拠を全て処分していました。
そのため、住居侵入でさえ立証できず、まさかの釈放になりました。
《事件後、3ヶ月の状態》
犯人は知的障害の為、また家に来ると言われていて、実際に何度も来ました。
現行犯なら逮捕できると言う事で、防犯センサーが夜中に鳴る度に父親と外に出て確かめる日々でした。
①防犯センサーが鳴ってないのに物音がすると、両手に武器を持ち、耳を澄ましたまま何時間も動けませんでした。
②防犯センサーが鳴ると、動悸が激しくなり震えが止まりませんでした。
③外が明るくなるまで寝れませんでした。
④近所に電灯を増やすことを町内に訴え、それに同意が得られず、他人事だと思っている人に対して過剰に腹が立ったりしました。
⑤薄暗くなると家から出るのが恐い。外から家に入るのも恐い。家の中も恐い。家に居ない時に、犯人が侵入しているのではないかと不安でした。
⑥犯人が憎くて仕方ありませんでした。
昼間はあまり考えなくなったものの、夜は異常に神経質でした。
犯人は近所でも有名な犯罪者で、「またやったんだね」という感じでした。家の近くの店で働いているのを偶然見つけ、事件後何度か犯人と出くわしています。その度に、怒りと恐怖を感じました
「知的障害もあるので、また家には来ると思います」と警察の方からは言われました。ホームセキュリティーを付け、防犯カメラもつけ、できることはしていますが、夜中頻繁に庭の人感センサーサイレンが鳴り、その度に起きて父親と外に出て確認する日々を過ごし、神経過敏になる一方でした。
警察の被害者サポートでカウンセリングを受けたり、クリニックのカウンセリングも何度か受けましたが、どこでも今の私の環境のままでは、恐怖心を取り除くことは難しい。無理。7年は今の状況が続くと考えていてください。などと言われました。(ええええ7年?そりゃないでしょ。しかも、今の環境では「難しい」「無理」とか言い切らんでよ~!という感じでした)
事件があった家に住んでいる。両親の顔を見ても思い出す。犯人は近くにいる。気のせいかな?と思って2回も気のせいではなかったことが起きた。などなど、色々な要素がありすぎる。と言われました
夕方以降のセミナーや講座など全てやめさせて頂き仕事の打ち合わせなども昼間のみにして頂きました。
今も電車の最終で帰るのは、避けたい。と思っているのと、親が寝るまでには帰りたい。ということは思います。
《事件後5ヶ月の状態・変化》
①夜中物音で「誰かいるかも」と思う頻度が減りました。武器は用意しますが、気のせいかどうか確認できるようになりました。
②防犯センサーが鳴ると、ドキッとはしますが、動悸が激しくなったり震えなどなくなりました。
③外が明るくならなくても寝れるようになりました。
④近所の人に危機感がないことも、何も思わなくなりました。
⑤薄暗くなって家を出たり、入ったりはできる様になり、警戒はしますが、不安や恐怖心はかなり減りました。
⑥犯人の行動が気になり、家に様子を伺いに行っていましたがどうでもよくなりました。
5ヶ月後には、既にこの状態で、現在半年ですが、ほぼほぼ改善されたと思います。
というか、夜中に物音がしたら、誰でも怖いでしょ!と言う感じです。
元々、「7年は改善されない」「今の恐怖心・症状は治まらない」といわれたことに疑問を持ち、「それはない」ということを私が身を以て実践しよう。と思っていました
事件後も私は講座をやらせて頂いていたので、そこで色々なワークをその時の自分に当てはめやったり、セルフカウンセリングをやっていたことで、事件や犯人への執着がなくなったことだと思います。
犯人を捕まえることが出来ず、悔しくて、腹が立って、悲しくて、親をあんな目に合わせたことに申し訳なくて、その感情をどこにもぶつけることができず、いつまでも忘れることができませんでした。でも、今両親は健在です。本当ラッキーだったと言う事です。
そして、恐怖心も早くなくさなければいけない。と考えれば考えるほど、執着し、そこから逃れることができなかったんですが
この状態は、普通の状態で、この恐怖心も自分の身を守ることに必要なもので、あっていいもの。と考えれるようになったことで、自然と考えなくなりました
PTSDに限らず、同じ様な症状がある方、私のような例もありますので、どんな症状も改善される事例がある。ということを頭の片隅にでも置いてやってください。これからも思い出したら記事でも報告しますね