両リーグともシーズン最終戦までもつれ込んだワイルドカード争い。プレーオフ進出切符をかけた最後の戦いが終わり、プレーオフ進出8チームが出そろいました。
アメリカンリーグはタンパベイ・レイズとボストン・レッドソックス、ナショナルリーグはセントルイス・カージナルスとアトランタ・ブレーブスが同率のままレギュラーシーズンの最終戦を迎え、その勝敗がポストシーズンに進めるかどうかの瀬戸際に立っておりました。しかし、その結果はどうなったのか。
レイズはニューヨーク・ヤンキース相手に7点差をひっくり返し、最後は主砲のエバン・ロンゴリアの一発で激闘を制しました。
レッドソックスはクローザーのジョナサン・パペルボンがまさかのリリーフ失敗で地区最下位のボルチモア・オリオールズにまさかの逆転負けを喫しました。
カージナルスはエースのクリス・カーペンターがヒューストン・アストロズ打線を一蹴し、完勝しました。
ブレーブスはフィラデルフィア・フィリーズとの最終戦に臨みましたが、延長戦の末サヨナラ負けを喫しました。
プレーオフに進出したのはどのチームか、ここまでの文章を読んでいただければもうお分かりでしょう。最終戦を制したレイズとカージナルスがそれぞれワイルドカードとしてプレーオフ進出が決定し、レッドソックスとブレーブスはプレーオフの切符を掴みかけながら、9月に入って失速したのが響いて結局プレーオフ進出はなりませんでした。
今日からはいよいよプレーオフが始まりますが、ディビジョン・シリーズの組み合わせはレギュラーシーズンの結果から以下の通りに決定しました。
アメリカンリーグ
ニューヨーク・ヤンキース(東地区優勝)vsデトロイト・タイガース(中地区優勝)
テキサス・レンジャーズ(西地区優勝)vsタンパベイ・レイズ(ワイルドカード)
ナショナルリーグ
フィラデルフィア・フィリーズ(東地区優勝)vsセントルイス・カージナルス(ワイルドカード)
ミルウォーキー・ブリュワーズ(中地区優勝)vsアリゾナ・ダイヤモンドバックス(西地区優勝)
ディビジョン・シリーズは先に3勝したチーム、リーグチャンピオン・シリーズは先に4勝したチームがそれぞれ次のステップに進むことができるトーナメントでの戦いになります。そしてリーグチャンピオン・シリーズを制した2チームによるワールドシリーズが行われ、2011年のワールドチャンピオンが決定します。さて、レギュラーシーズン162試合+プレーオフ最大19試合を最後まで勝ち上がり、ワールドチャンピオンに輝くのはどのチームか?いよいよMLBシーズンはクライマックスを迎えます。