今日は朝早くから
旧広島厚生年金会館にて本番!

毎年、年初めは、必ず
この、比治山学園の音楽教室音譜
早めにホールにつくと
緞帳が降りていてビックリ!
意外な程、前衛的ひらめき電球


本番の合間に、バイオリンの
重鎮、T氏と話していて
教えてもらったこと。

ピアニストのツィメルマンが
この前、三原でリサイタルをし、
それを聞きに行かれたとのこと。

そこで、ホール関係者から聞いた話。




ツィメルマンは、日本でのツアーの
前には、必ず、1ヶ月前から
日本に来て、マイピアノは
サントリーホールに預け、
1ヶ月の準備期間の間、
時差や、ピアノの状態の変化に
慣れるために、朝から晩まで
ずーーーーっと、練習してるらしい。
お昼に1時間、休むだけ。


三原でのリサイタルのときも
朝10時から、リサイタルが始まる
直前まで、ずーーーーっと、
練習してたらしい。

それで、やった演奏会は、
ほんとに、感動して、
最後の音が終わった後も
しばらくは拍手が来なかったくらい
感動的で、涙が出たと。

T氏、曰く、

たぶん、本人的には、
そこまでの演奏していても、
<あそこがうまく行かなかった、とか
あそこは、どうだった>と反省して、
<次に向けてもっといい演奏を!>と、
尽きることのない追求を
していく。

その音楽に向ける姿勢が
違うんだ、と。

その話を聞きながら、

カザルスも、
必ず本番のあとに、
自分のその日の演奏を思い起こし
反省していた、
との話を思い出した。

私も、演奏家の端くれとして
音楽に向ける真摯な姿勢を
絶対に忘れてはならないな!
と改めて思った。