後半戦は連勝スタートで、明日はおそらく川上が投げ、3タテも視野に入る。お立ち台には今日も3人が上がった。福留が連夜の決勝打、山本昌が通算185勝目、谷繁は史上4人目となる捕手の2000試合出場を果たしてノーヒット何のその。

頭脳派という話は聞いたことがない。バッティングに関しても解説者は口を揃えたように意外性と唱え、打率は常に規定打席の下位に名を連ねる。年齢的に後釜を欲して止まないが、それでも谷繁を脅かす存在が現れない。そこにあるのは恫喝だけではないはずだ。顔はいつまで経ってもやんちゃ坊主でお山の大将がよく似合う。

ともあれ形は完全にできた。荒木と福留が打順・ポジションで定位置におさまり、いじる点はあるとすれば森野とアレックスを入れ替える程度だろう。先発ローテーションも川上・朝倉・佐藤・中田の右4枚と、山本昌・マルチネスの左2枚で、これが最終形だろう。優勝は確信に変わった。