睡眠時無呼吸症候群のためか霊感が強いためか、寝入りばなに嫌な思いをする。得体の知れない恐怖が襲ってきてうなされる。左脳が活動していないのだろう。助けを求めようと声を発しようとしても、言葉が出てこない。ほぼ毎夜パニックを起こしている。「あー」とか「うー」とか叫ぶとブンレツさんが心配そうにドアを開けて僕を起こすこともある。これはソウウツシニアやソウウツカズン、ソウウツアンクルにもあるようで、遺伝的なものらしい。

うまく呼吸ができず、腕などを捕まれ、胸などを抑えつけられる錯覚。小さい頃は睡眠自体が怖かった。朝になるとすっかり恐怖感はなくなっている。今ではすっかり慣れて今日もまた布団が恋しい。寒くなってとりわけ愛しい。