八ヶ岳自然教室も3回目となりました。
八ヶ岳自然教室への思いや趣旨はたくさん書いてきたので、下記のリンクをご覧ください。
「《八ヶ岳自然教室》2016年5月、いよいよ開講します!」
「《八ヶ岳自然教室・第1回》みんなの笑顔で5月の八ヶ岳山麓の自然を堪能しました!」
「《八ヶ岳自然教室・第2回》八美里ファームが舞台に早変わり!6月の八ヶ岳山麓の自然を堪能しました!」
なかなか梅雨明けしない空模様の中、前日まで雨の空模様……。
それでも天気予報の晴れを信じて朝を迎えてみれば、まずまずの晴れ模様。
今日も「Etoile de Midi」は凛として迎えてくれます。
第3回は、前回に引き続き、戸沢財団の創始者戸澤暢美が眠る甲府にある養護施設「あいむ」の前回参加できなかった子どもたちです。
待ち合わせは甲斐大泉にある大好きなイタリアンのお店「Copain」です。
今日はお昼を食べたら、野草を探したり生き物を探したり、里山遊びをしながら八美里ファームに向かいます。
みんなきっと素敵な出会いがあるから、楽しみにしていてね。
まずは秘密の池のほとりで、散策。
羽が伸びきっていないセミを見つけました!
これは脱皮に失敗してしまい、羽がうまく広がらなかった個体です。
虫が苦手と言っていた子どもたちもみんな、触りたくなるのが八ヶ岳自然教室です。
小野さんが草花の説明をたくさんしてくれたので、子どもたちも夢中になっていました。
こちらは少し甘酸っぱい「すぐり」の実です。
木イチゴとは違った大人の味かな。
こちら、花屋さんではいいお値段がするそうな。
ツキヌキサイコ(ブプレリウム)の帰化植物だそうな。
こちらは山椒の実。
八ヶ岳では野生の山椒をよく見かけます。
子どものころ、よく遊んだ湖へ。
ここで、小野さんの指示のもと本日の食材を収穫します。
盛夏!
みんな、必ず今日より明日の方が大きくなっているんだよ。
子どもたちを見ているとその吸収力のすごさに感動させられます。
だから、物事はなるべくまっすぐ見るんだよ。
斜(はす)に構えたら損しちゃうよ。
ひと夏の思い出にしておくれ。
くるみもたくさん拾えました。
サワガニ!
みんな手に乗せて遊んだら、もとの沢に返してあげよう。
本日の食材。
クローバー(シロツメグサ)です。
そして、こちらがカタバミ。
こちらもいただきます。
みんなで四つ葉のクローバーを探してみよう! と提案したら、みんな本気で探す、探す。
そして見つかる、見つかる。
1時間で4つも見つかりました。
みんな幸せになれるよ。
いや、必ず幸せになるんだよ。
ずっと、応援しているよ。
この湖の守り神「ハリギリ」。
大泉村(現北杜市)の天然記念物です。
ハリギリの木は八美里ファームにもあります。
大好きな木のひとつです。
いよいよ到着!
今日は整頓されている!
採りたての野草は、まずきれいに並べて仕分けします。
クローバーとカタバミ。
きれいに洗います。
眩い(まばゆい)くらいの緑に、八ヶ岳の自然の恵みに感謝するとともに、涙あふれます。
こちらはアキノノゲシとウマノスズクサです。
しっかりあく抜きして、茹であげたあと、クローバーとカタバミは味噌胡麻和えになりました。
この中に、四葉のクローバーが4つ混ざっています。
これを食べたら幸せになれる!
みんな必ず幸せをつかむんだよ!
みんなで夕食の準備をします。
昨日までの雨で、焚き火が苦戦しました。
今日はスープーカレーなので、炊飯器も2つ!
みんなたくさん食べるんだよ。
こんな照明をつけて、BBQ!
夏野菜は見ているだけで元気になります。
スープカレーができてきた!
夏野菜は軽く網でグリルして美味しくします。
網の焦げ跡をつけることで、さらに美味しく見えます。
できあがり!
彩り夏野菜スープカレー。
ナスにカボチャにオクラにニンジン、タマネギ、パプリカと鶏肉がたっぷり入っています。
そこに八ヶ岳の野草(アキノノゲシとウマノスズクサ)をトッピング!
本当にうまい!
みんな、じゃんじゃんおかわりしていました。
やっぱりみんなでつくった食事は美味しいよね。
しかも、お外で食べるとなんでこんなに美味しいんだろうね。
八ヶ岳の自然の恵みも食が進む理由だよ!
大人も子どももたくさん食べました。
そうこうしているうちに、いつも通り時間が押してしまったので、まずは甲斐大泉温泉パノラマの湯へ。
露天風呂からの星空が気持ちいいんだけど、今日はガスって見えないかな。
河野さんがガスっていて見えていない夜空に懐中電灯をかざし、「本当はここにこんな星が見えるんだよ」「天の川ははこんな風になっているんだよ」とたくさん星にまつわるお話をしてくれました。
子どもたちも大人も夢中になって聞き入っていました。
帰ってくるのがちょっと遅くなっちゃったけど、みんなで布団を敷いて、さあ、寝るよー。
おやすみ!
明日も笑顔で起きてくるんだよー。
さて、子どもたちが寝静まったら大人たちは、恒例の明日のおにぎりづくりです。
今回は、クローバーとカタバミの味噌胡麻和えにぎりです!
せっせとせっせとせっせとにぎります。
各自、そろぞれにおにぎりづくりにこだわりがあって、そんな話を聞いているのがこれまた面白かったりします。
おはよう!
早起きだねー。
お手伝い開始!
翌朝の朝食は、鳥の鳴き声のシャワーを浴びながら、青空レストランです。
そして、ワインの醸造所でつくっている葡萄ジュースがまたうまい!
昨日のカレースープが、朝の五臓六腑に染みます。
食べ終わったら、今日の飲み物とみんなの荷物を照らすに並べてと。
楽しんだあとは、しっかり後片づけだよ。
しっかりお掃除しようね。
きれいにしておくと、次に来る人たちが幸せな気分になれるよ。
あっという間だけど、八美里ファームでの時間はここまで。
またおいで!
今回もみんな笑顔で帰れるよ、Angeありがとう。
八美里ファームは「Jardin des anges(ジャルダン デザンジュ)」、そう天使たちが集い舞う庭に今回も子どもたちが集って遊んでくれました。
八美里ファームから近い踏切で、トカゲをみつけて大騒ぎ。
なんと、踏切の脇の草にカブトムシのメスが!
最近、小海線よりも上でカブトムシをよく見かけるようになりました。
温暖化のせいかな?
今日は甘利山〜千頭星山を歩きます。
今回の山行タイムです。
甘利山駐車場(10:00)−甘利山(10:30)−奥甘利山(11:15)ー千頭星山(12:45-13:45)ー奥甘利山(14:45)ー甘利山(15:15)ー甘利山駐車場(15:45)
出発前に、小野さんお手製ブレンド、アロマ虫除けスプレー(ゼラニウム×レモングラス×ペパーミント)をみんな吹きかけて出発です。
これがすごい!
本当によく効く!
そして、道中、ちょっとした擦り傷に小野さんがつけてくれたアロマオイルが効く効く!
感動でした。
甘利山の登山口には甘利山周辺で見られる山荘が集められています。
こちらはノアザミです。
ウツボグサです。
登山口のあたりは花の名前が書いてあるので、みんな夢中です。
甘利山山頂。
ここまでは、労せず。
少しガスが出てきた中、奥甘利山へ。
いつも小さな子どもたちは早い早い。
マルバダケブキ。
とても不思議なつぼみから素敵な花を咲かせます。
奥甘利山山頂。
富士山が遠くに見えていました。
まだまだ元気。
このとき、なぜか「奥甘利山山頂」の看板抜きで集合写真を撮ってしまったのが、帰りに響きました……。
子どもたちが、「奥甘利山山頂だけ看板で写真撮っていない!」といって、帰りもちょっと寄り道しました。
奥甘利山から千頭星山へは、急な登りが増えてくるので、だんだんしんどくなります。
目的地「千頭星山」山頂。
おなかすいたね。
今日のお昼は八ヶ岳の恵み入りの焼きそばです。
焼きそばをつくっている間に、昨日握っておいたクローバーとカタバミの味噌胡麻和えいりのおにぎりに海苔を巻いて、さらにクローバーとカタバミの味噌胡麻和えをトッピング!
びっくりするほどうまい!
そして、八ヶ岳の恵み入りの焼きそば。
これまた、みんなしっかりお代わりして満腹です!
最後に、千頭星山山頂で記念写真。
Jump!
帰り道はひざがガクガクするかもしれないから、気をつけて帰るよー。
山に登ると、いつの日からか振り返る癖がつきました。
千頭星山手前の草原から振り返る……。
千頭星山から少し下ったあたりから奥甘利山、甘利山がよく見えました。
奥甘利山手前から、千頭星山。
振り返るようになったのは、若いころは山に登ると「また来るよ」と言いながら下山したけれど、最近は「また登れるかな?」という少しセンチな気持ちからです。
「この山も、きっとまた登る」そう思って、帰ります。
子どもたちも、みんなそれぞれに「何か」心にとどてくれたらいいなと、切に願ってやみません。
みんな、また笑顔で会おうね。