2012年のフクシマからのメッセージ No 14 ( 詩 と 二本松市の線量 報告 ) | ふくとらさんのブログ

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2011年3月11日以来、福島はフクシマになり、低放射線量下での生活を余儀なくされています。それでも、我々はしっかり生きています。子供たちのためにも、核と共存せざるを得ない世界のひとたちの為にも。旅が好きなとらさんの
メッセージをお読みいただければ幸です。

 

 



 
ふんわりと

あわ雪が降りてきた

春の淡雪です

黒いアスファルトに

吸い込まれるように

溶けてなくなりました

そうならないかなぁ

放射能も・・・・・

 

                         

  無法地帯

あれから間もなく1

街角のモニタリングポストが

0。729を表示しています

そうです、ここはニホンマツ

一般の人は長くいてはいけないと

国が法律で決めている

放射線管理区域と同じ環境です

でも、国も県も知らん顔です

 

 

あれから一年

何にも変っていません

ふるさとの山河はいつもの通りです

木の芽が膨らみ春の兆しもあります

人々はごく普通に生活しています

でも

山にも街にも満遍なくセシウムが積もっていて

沈黙の春が来つつあるのです

人々の心の底には絶望が宿っています

それでも

別の春の兆しがあります

日本列島の、世界のあちこちから

フクシマに呼びかける同胞の声が聞こえます

ほら

耳をすましてごらんなさい

若い女性たちの声が・・・

さあ、眼を覚まして立ち上がりましょう

 

 

 

 

 

二本松市の線量(2011年2月22日)晴れ・微風ありpm11

    (ガイガーカウンターGMC-04にて1m高さで測定)

 

我が家の前の道路・・・・・・0.6μsv/h

我が家の玄関前・・・・・・・0.6

我が家の居間・・・・・・・・0.3

我が家の庭(木下)・・・・ ・0.9

市役所前(モニターp横)・・ 0.75(我が家から800m)

 (この時間帯のモニタリングポストは 0.68・・文科省設置のもの)

市役所前庭芝生・・・・・・・1.25

信用金庫ビル内・・・・・・・0.17(我が家から700m)

信用金庫横の植え込み・・・・1.02

金色久保公園・周辺の芝生・・1.00(我が家から900m)

金色久保公園中央(除染済み)0.4

墓地脇道路(50cm高)・・ 8.5 (我が家から400

           アスファルト道路で雨水が集まるところ)

 

          ご承知の通り 0.6 が放射線管理区域の目安

          公園は市の本格的除染(芝生を剥ぎ土を入れ替える)により

   線量は6割ほど下がったものの、0.4マイクロの土の上で

   子供を遊ばせるかどうか、皆さんならどうしますか?

          二本松市の公式データで最も高い年間積算推定値は7.6msv

          同上、市役所前では6.7msv