誠意のない犬の飼主 | eri's blog

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海とアロマ 犬と娘 バリと日本の暮らしを綴っていきます

先日、我が家の愛犬・セラとラニを

狂犬病の予防接種に連れて行ったときの出来事。

(私の妹が行ってくれました)



接種を終え、会計をするために並んでいました。

順番がまわってきたので、係の方と支払いのやりとりをしていた時です。

すぐ後ろに並んでいたおじさんが連れた柴犬が

なんとセラの背中に乗り、羽交い絞めにしていました。


その時は分からなかったのですが、

帰ろうとした時にふとセラの背中を見ると

血が出ていることに気がつきました。


慌てて公園に戻り、おじさんと柴犬を探しましたが

すでに姿はありませんでした。


どうしたらよいのか・・・

動物管理センターに問い合わせたところ

万が一のことを考え、近くの動物病院に行って下さい、とのこと。



病院に行くと、抗生物質の処置。



改めて、動物管理センターへ問い合わせをする。


思い当たる方を探して下さり、連絡先を教えてもらいました。




まずは事を説明しようと、相手の飼主さんに電話をすると・・・


「お宅の犬が最初に挑発してきた」


「ミニチュア・シュナウザーって力の強い犬種だって聞きますよ。

そんな犬を女の人が2頭も連れて歩くなんて、管理するのに

無理があるのではないですか」


「お宅は係の人と話をしていて、見てなかったでしょ。

家の犬がやったか確かではない。

治療費なんて支払いませんから」


終いには

「裁判でもしろ!」


・・・なんと心無い飼主なんでしょう。

私も同じ犬を飼う人間として、とても悲しい気持ちになってしまいました。


別に治療費を払ってほしいだけで連絡をしている訳ではないし、

どうしたら良いかを話すべきだと思っての行動でした。



それから

どうしたことか次の日になり、

柴犬の飼主から連絡がありました。

「治療費、お支払いしますから

住所と電話番号とお名前をFaxでお知らせください」と。



「では、治療が全て終わってから改めてご連絡させて頂きます。」

ということで数日が過ぎました。




それが、今日です。

お手紙と治療費の合計10,410円と、住所等の詳細をFaxしました。


Faxを見た柴犬の飼主から電話があり、

何を言ってくるのかと思えば・・・


「どうして3回も病院に行かなくてはならないんだ」


「10,410円は半端だから1万円しか払いません」


「最初の話の時に、お宅半分払うって言ったけれど、1万払うって言ってんのに

なんか文句あるのか」

(犬同士の問題なので、治療費は半々でという話をした)


「動物管理センターから書類が届き、他の犬を咬んだ犬は届けを出さなければいけないとのこと。

どうしてこんな書類を書かなければならないの!」

(それ、私に言われても・・・)←内心


「家の犬は悪気があってやった訳じゃないのに、こんな書類書いて要注意の犬にならなきゃならないのが

お金を払うよりもショックなのよ!」


「家の犬はそんな犬じゃない}

(分かります、きっと私が柴ちゃんに会ったら

「いい子いい子」でアロママッサージとかしたくなると思う)←内心




「お宅から管理センターに連絡をして、この書類提出しなくてもいいように言ってくださらない?」






もぉぉぉおおお、

本当に何にも分かってない!!!



相手を思いやる気持ちがないのか、と

声を大にして言いたい!

一度だってセラのケガの状況を聞いてきたこともないし、

申し訳ない気持ちを表現してきたこともない。



今回の件は私自身は被害者であったことが

不幸中の幸いだと思っている。

(セラのケガも大事には至らないし)


セラもラニも穏やかだし、きちんとしつけもしているつもり。

でも、犬は犬。

いつ、何をするかは予測が出来ない。

もしかしたらセラだって他の犬を咬んでしまったり、

ケガをさせてしまう事だってあり得る。

私が加害者になってしまったら、

絶対にこのような考えにはならないし、こんな行動はしない。



誠意を持って対応するべきだと改めて教えられました。

そして、犬を飼うという責任、犬と共に人間社会で生きていくには

飼主としてどう気をつけていくべきか、

飼主としてどうやって愛犬を守ってやるべきなのか、

勉強になりました。



インターネットで同じような出来事にドッグトレーナーの方がアドバイスをしているものを

読んだので、皆さんも読んでみてください。



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咬傷事故となった場合は、加害者側は被害者に対して誠意を示すこと、愛犬のしつけを見直し矯正する事、被害者側は自己の不注意を反省すること。双方が歩み寄らなければ解決しません。
一番の被害者は、双方の犬たちなのです。加害者側の犬は飼い主からちゃんと教えられていなかったことが原因です。いつ、Iさんも加害者側となるかも知れません。それを充分に考慮して愛犬を守れるのは飼い主だけであることを改めて確認して下さい。


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「相手を思いやる心」


人が人と関わる上でとても大切なこと。

忘れてしまっている人が多いと思います。



少なくとも、私はそのような人にならないように

心して生きていきたいと思います。




この腑に落ちない思いを情熱に変えて、

誠意を持ってペットアロマケアをお伝えしていきたい思いです。



今日は少々、感情的になってしまいました。

そんな時もあると、お許し下さい。

長いブログを読んで下さり、ありがとうございましたわんわん