MDで「当たるわけない」=北ミサイル、迎撃を困難視-政府筋(時事通信) - Yahoo!ニュース


MDは成功しないと、政府筋が言ったそうで。


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MDで「当たるわけない」=北ミサイル、迎撃を困難視-政府筋
3月23日21時28分配信 時事通信


 北朝鮮が長距離弾道ミサイルとみられる「人工衛星」を打ち上げた場合に備え、政府がミサイル防衛(MD)システムによる迎撃を準備していることについて、政府筋は23日「突然撃ってきたら当たるわけがない」と述べ、迎撃は困難との見方を示した。
 政府筋は、ミサイル発射から7、8分で日本に到達するとされることから「浜田靖一防衛相が麻生太郎首相に報告した時にはもう終わっていて間に合わない」と指摘。その上で「見ているしかないだろう」と語った。 


【転載元】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090323-00000168-jij-pol

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この「政府筋」のコメントは???という感じだな。

まず、MDは以前よりもかなり命中率は向上している。私が学生時代、自衛隊の元将官と話をしたときは、「相手の投げてきたボールに、こちらからボールを投げて当てるほど難しい」といっていたが、あれから技術はかなり向上し、現在の成功率は9割に達している。

確率論的に言えば99%の迎撃率を誇っているが、実際には〝不測の事態〟などを加味すれば、確率はもうすこし下がると思われる。

ちなみに近年のMDの結果だが、防衛省は「テポドン」に対抗するため、迎撃実験を三度おこなっている。

その結果、PAC3、SM3は成功したものの、難易度を高くした昨年11月のイージス艦「ちょうかい」での実験は失敗している。(昨年、当ブログでも紹介)

さらに言うなら、本来であれば自衛隊が独断でも、北朝鮮がミサイルを撃ってきたら迎撃できるのが筋だが、現在の法整備はそのようになっていない。

その意味では確かに、「政府筋」がいうように、成功確率はじつは「技術以前の問題」で、なかなか難しいといわざるを得ない。

なんでそうなったのか?

それは民主党であり、「法案を出さない(仕事しない)ことが良い官僚」だとされてきた防衛官僚の怠慢である。

その防衛官僚が、現在、田母神問題にかこつけて、制服をいじめているのが現在の状況である。

さて、北朝鮮のミサイルがもしも、着弾した場合は、背広も当然、ハラを切るんだろうーなー。