ただ今回はこのところ水回りとかにトラブルが何回かあった関係で(詳細は過去記事参照)、その都度それなりのケアを施した事も有り、9年目の割には全くと言っていい程何もせずに済んだ。
ちなみに費用等を記すと、実際にかかったのはエンジンオイルの交換のみ。それ以外はディーラーとして規定の整備費用と法律で定められた費用だけなので、合計で10万円をちょっと上回る程度であった。
そんな訳で全くもって順調な愛車なのだが、これだけでは全くネタにならないので、今回はいつもなら別エントリーにしそうな車検代車のインプレッションをご一緒に。
今回の代車はなんと、クロスオーバーのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)。MINIのSUVの中で最もホットなモデルである。しかも走行距離700km余りの下ろしたて!
何度か書いたが私は別に嫌いとは言わないまでもSUVが好きではない。しかし高い車高から来る扱いやすさは評価している。今回も全幅1.8mもあるのに(ボクスターとほぼ同等)、いつものMINIと全く同じ取り回しに感じられた。
しかしそれ以上に、そのホットな動力仕様が余計にアクセルを踏ませてくれた。ちなみにステアリング周りはこんな感じで、いかにもスポーティ。
平日の間に借りただけなので、遠出して思い切り楽しむという訳には行かなかったが、ちょっとした直線やコーナーが有ると思わずスポーツモードに入れてしまって色々楽しんでしまった。
その結果として言えるのは、腰高なSUVではあるが脚はきちんと固められていて、しかしだからと言って不快では無いレベルの乗り心地。実際その能力を試す機会は無かったものの、過去のイベントで解っている通りに4WDの性能は高く、そしてとにかく速い。
トランスミッションはトルコンの6速だが、この成り立ちには合っているか。しかしできればMTで乗りたいとは思う。
いずれにせよある意味今一番流行りの高性能SUV、確かにこういうのが受ける理由がわかった気がした。
試乗中の燃費は私のMINIが16KPLを示す様な状況で(以前より落ちているが、実は最近通勤距離が短くなったので燃費には不利なコースになっている)、11KPL弱。現行MINIファミリーの中では古い設計のためアイドリングストップなどの省燃費機能を持たない事、及びついついアクセルを踏み込んでしまった事などを考えればこんなものだろうか。
結果として好印象は得られた。ただやはりこういうクルマに乗ると、そこのけそこのけとやってしまいたくなる衝動はあった。もしかすると私がSUVを好きになれないのはそういう所にあるのかもしれない。その意味で紳士淑女にお勧めな良いクルマだと思った次第。