世界中の人がコロナと生活すること約1年半。
去年の冬から春にかけてはイタリアも厳しいロックダウンがあり、
家から一歩も出られないというこれまで経験したことのない生活を多くの人が送ったと思います。
よく、コロナ禍を戦争に例える人がいましたが、
私はそれはちょっと違うのではないかと思っていて、
でも、世界規模で多くの人の命、健康、そして経済…その他もろもろのことが大きな影響を受け、
大きな変化を迫られたという意味では
戦争の影響と少し似ているのかな…なんて思ったりもします。
戦争を実際に体験したことがないので、本当はなんとも言えませんが。
コロナで何かが変わった。
変わらざるを得なかった。
多くの場合は負の変化かもしれない。
でも、このコロナを通し、
私たち人類は改めて
私たちの生活において本当に価値あるもの、
本当に大切な物を確認したのではないか。
負の変化だけではないのではないか。
…
なんて
思ってたんだけどさ
昨日の晩。
レッスンのためにフィレンツェ歴史地区へスクーターで行きました。
人が多い。
お店も開いているし、にぎやかです。
スクーターを走らせていると、
突然、若い男性が歩道から車道へ飛び出しました。
男性は道を渡りたかったのです。
私はもちろん急ブレーキをかけました。
そもそも、歴史地区の道路は石畳でガタガタですし、
こうして突然飛び出してくる人が結構いるので、
そんなにスピードは出していません。
飛び出した男性は
車道の真ん中で私のスクーターに気づき、
一瞬止まって
大変驚いた顔をしていました。
そして、その飛び出した男性は私にイタリア語でこう言ったのです。
“Vaf●an●ulo!”
イタリア在住の皆さま、汚い言葉を書いてしまい、申し訳ありません。
このイタリア語の言葉、正しい日本語訳が分かりません。
とりあえず、
相手を威嚇、侮辱する最上級の言葉
とでも言っておきましょうか。
そんな言葉をこの若い男性は急ブレーキで停止した私に言ったのです。
はぁ!?
と、思わず、日本語(?)が出てしまった私。
あなた馬鹿なの?
あ、ごめん、
疑問形じゃないわ。
馬鹿なのね。
と、思ったけど、もちろん口には出しません。
今の世の中、本当に怖い人が多いから、
こういった人には関わらないのが一番だと思います。
それにしても、この男性だけじゃなくてね…
最近、ちょっとイタリア人とか、イタリアのシステムに打ちのめされることがけっこうありまして、
ここ何年も思ったことなかったんですが…
日本、帰りたい。
ピピウ、
日本で育てたほうが
いいかな?
ってチラッと思うことがあります。
が。
その車道飛び出しバカ男に遭遇した同日。
今度は帰り道でのこと。
現在、コロナの影響もあり、飲食店が道路(店の外)にテーブルを置く許可が取りやすくなっているようで、コロナ前だったら外にテーブルがなかった飲食店も外にテーブルを置いているところが多いです。
あるレストランはレストランの前、
ただし、道を渡った前にテーブルを設置していて、
ウエイターさんたちは車が来ないかどうか確認して道を渡り、
お客さんのテーブルに料理を提供しています。
そのレストランの前を
1台の車、その後ろに私のスクーター…
といった順序で通ったんです。
にぎやかなレストランの前は人も多いし、
ここもいつ人が車道に飛び出すか分からないので、
私の前にいた車もゆーっくり走っていました。
ほぼ、止まってしまうような速度で。
その時、ウエイターさんがお客さんたちのテーブルから大量の皿を下げて、
店内に戻るために道を渡りたがっているのが見えたので、
ほぼ止まるようなスピードでしたし、
ウエイターさんに渡ってもらうように、私は停止しました。
すると、ウエイターさん、
私を見て、ニコッと笑い、
“Grazie!
(ありがとう)”
と言って、ささっと道を渡ったのでした。
これが
人
じゃないの?
あのバカ男に見せてやりたい。
悪い人ばかりではないんです。
いい人もたくさんいます。
知ってはいるんですが、
最近、運がないのか、悪い人に当たる確率高し
そして、まだコロナとの戦いは終わっていないので、
“アフター コロナ”とは言えませんが、
とりあえず、元の生活が少し戻ってきた今思うのは…
ビフォー・コロナ より、
退化してない?
悪くなってない?
人の態度とか。
なんかね…社会に“怒り”を感じる気がする。
見えない何かに沢山の人が怒ってるような気がする。
日本はどうなんでしょう?
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