イタリア、フィレンツェにて、イタリア人の夫と暮らしています。
2017年春に第一子となる息子ピピウ(仮名)を出産。
ただ、26週というかなりの早産で生まれてしまった息子。
息子が生まれてからNICUを卒業するまでの過去の出来事を当時の日記をもとに書いています。
~ついに!~
*今回、下品な言葉と絵文字連発です。すみません。
ストマ閉鎖手術翌日。
鎮静薬でずっと眠っていたピピウ。
ドクターが言うには全て予定通り、上手くいけば明日にも肺まで入っている酸素チューブが抜けるだろうとのことでした。
ストマ閉鎖手から2日目。
朝、ダンナと一緒にNICUへ行くと酸素チューブはもう抜けていました。
血中酸素飽和度も安定。
そこへ、執刀医のDr.Nがやってきました。
「術後の経過は順調。全て予定通りだね。」
そして、側にいたNICUのドクターに、
「後で浣腸してみて。」
と指示を出して去っていきました。
このDr.N、後で知ったことなんですが、特に術後の赤ちゃんを診に朝早くNICUに来られるそう。
私がいつもより早くNICUへ行ったとき(朝8時前)、Dr.NがNICUに来て手術をしたばかりの赤ちゃんをみたり、ピピウのところにも来て診てくれました。
外科のドクターって手術前と手術の時しか見かけないイメージでしたが…
ドクターは親は見なくても、患者の赤ちゃんはちゃんと診てくれてたんですね。
当時も3時間おきに搾乳していた私。
12時なって、搾乳のために搾乳室へ行きました。
搾乳をしているとスマホにメッセージが入りました。
ダンナから。
しかも写真付き。
「なんだ?」
と思ったら…
ピピウの💩の写真と共に
コメント「💩が出た!」と。
えぇ!?!?
私も見たかったのに!
搾乳も途中で切り上げ、ピピウのところへ。
「出たの?💩出たの?どこ?」
ピピウの貴重な💩はすでにゴミ箱の中でしたが…
どうやらお昼にNICUのドクターから看護師さんに浣腸の支持が出ており、
当時、浣腸って私やダンナがいるときは私たちがやってたんですよね。
だから、看護師さんに言われてダンナがしたそうです。
そしたら…
モリモリモリモリッ!
と出てきたと!
絶食の状態なので、💩といっても胆汁の混ざった濃い緑色の物です。
でも、今までおしりから出る物と言えば、オムツに点がつくくらいの物だったのが、
今回はちゃんと💩、そしてしっかりした量が出ていました。
(写真で見る限り。)
「なんで私が戻るまで浣腸するの待っててくれなかったの!?」
とNICUでプチ喧嘩。
でも、それほどまでに待ちに待った💩だったんです。
💩、💩、と書いて申し訳ありませんが、でも本当に💩が出ることって大切な事なんです。
ピピウが生まれてからこの日まで、どれだけおしりからちゃんとした💩が出てくるのを待ったことか…。
私たちにとっては“聖なる💩”だったんです。
午後、NICUの医局長、Dr.Fが来ました。
Dr.Fを見た瞬間、ダンナが呼び止め、
「Dr.F、出ました!やっと💩が出ました!」
と報告。
ドクターも
「よかった。」
と。
ダンナが
「嬉しすぎて写真まで撮っちゃいましたよ。」
と言うと、まさかの…
「写真、見せてくれ。」
というドクターの言葉。
ダンナが私にも送って来た💩の写真をドクターに見せました。
「いやー、良かった。私も嬉しいよ。」
と。
Dr.Fは患者の赤ちゃんに話しかけるときはスーパー笑顔で“人のいいおじいちゃん”なのですが、親と話すときはいかにも“大学病院教授”。
なかなか笑いもしません。
そのDr.Fもピピウの💩の写真を見て、微笑んでくれました。
その日はその後も15時と18時のオムツ替えの時にも自力で💩ができていました。
抱っこしていると、オナラがおしりから出ているのを感じました。
普通の赤ちゃんには当たり前のことすぎてなかなか理解してもらえないかもしれませんが…
嬉しい!
とりあえず、第一関門は突破です。
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