お久しぶりです。
私は元気にしております。
今回のイタリア中部地震で、私のことを心配してメッセージをくださったみなさん、ありがとうございました。
フィレンツェでも揺れを感じたようですが、私は寝ていてきづきませんでした
震源地の近くの町はほぼ崩壊状態で、自分たちの家で、自分たちのベッドで眠れない被災者の方がを思うと、残念でなりません。
ただ、マグニチュード7を超える地震であったにも関わらず、死者がでなかったというのは、本当に、本当に良かったと思います。
一日も早く、被災者の方々が日常生活に戻れることを祈ります。
イタリア人と話していると最近はなにかと地震の話になります。
それは私が地震大国日本の出身でもあるからだと思うのですが。
そして、多くのイタリア人がこう言います。
「日本ではこれくらいの地震で建物が壊れることはないだろう。」
「日本人は地震に慣れているから、これくらいの地震はきっと大丈夫だろう。」
「イタリアだからこんな被害が出るんだ。」
日本を持ち上げてくれて、ありがたい意見なのですが…
マグニチュード7以上の地震は日本でも被害でるよ
地震に慣れてる日本人でも大きい地震は怖いよ
“イタリアだから”大きな被害が出るというわけでもないと思うよ
確かに、復興の速さは日本のほうが早いと思います。
確かに、日本人は地震が起こったときの準備がイタリア人よりもできていると思います。
でも、大きな地震があったとき、被害がでるのは日本も同じ。
ヘンなところでイタリア人は悲観的
今回の地震に関しては、夏から地震が続いている地域で、多くの人が警戒していたこともあり、マグニチュード7を超す大きな地震でも、死者がでなかったというのは誇らしいことだと私は思います。
私がイタリアに住んでいて思う、日本とイタリア、自然災害が起こったときの違いは…
援助を待つより先に被災者たち自身がなんとかしようと立ち上がる。
とりあえず援助を待つ。
国を批判することが災害が起こるとおおいが、災害後の救助や援助に関して至らなかった点の批判。
自然災害が起こったのさえ国のせい的な批判。
あくまでも私の個人的な意見ですが、何か大きな災害が起こったとき、前を向いてまず立ち上がるのは日本人の方が早いと思いました。
意外や意外、あれだけ行動的でポジティブなイタリア人の方が、なかなか立ち上がらず、責任追及を始める傾向にあるように思うのです。
そうは言っても、私がイタリアの被災地を訪れたわけでもなく、被災者に話を聞いたわけでもなく、テレビから流れるニュースを見てのみの意見であることは了承ください。
日本を離れて思うのは、日本って本当に自然条件の厳しい国だなと。
大きな地震が数年おきに起こり、毎年大型の台風が来る…。
毎年何かしら大きな自然災害の被害があって、資源も乏しい国が、世界有数の経済大国なのだから、やっぱりすごいことだと思います。
だから、「日本では地震があっても大丈夫!」と思われるのでしょうか???
でも、それは、耐震性や、日ごろの対策の違いというのはもちろんあると思いますが、やっぱり一番の大きな違いは国民の意識の違いのような気がします。
頑張れイタリア!
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