今日の江本ブログ10/22:ホ・オポノポノ | ほたるいかの書きつけ

今日の江本ブログ10/22:ホ・オポノポノ

 …書こうと思ってもう一度チェックしたら、すでに23日のエントリがあがってるけど、まあいいか。
 出張先から熱心に更新されているようですが、ミヤネ屋への反論も書いていただけると幸甚に存じます。

 さて、10/22であるが…

ホ・オポノポノのヒュー・レン博士と江本勝のジョイント講演会

ホ・オポノポノの奇跡と水の神秘


ついに実現です!ホ・オポノポノのヒュー・レン博士と江本勝のジョイント講演会!!

でた~!ホ・オポノポノ!
 って私も詳細は理解していないのですが、どうも「ありがとう・ごめんなさい・感謝します」などと唱え続けると、なにかがナニかによって消去される、ということのようだ。ってわけわかりませんね。悪しき記憶が「聖なる存在」によって消去される、と。でなぜ消去しないといけないかというと、「悪しき記憶」がいろいろ悪さをする―波動によってかなにか知らんが、心理的なメカニズムによってではなくて、物理的というか波動的というかよくわからんメカニズムによって―から、らしい。「水伝」と親和性の高そうな話ではある。
 ちなみに船井せんせいも唱えたらしいですよ。

 で、私がホ・オポノポノもマークせなあかんかなあ、と思ったのは半年前。きくちゆみのブログに出てたから。ちょっと長くなるが、引用する。「ホ・オポノポノ、レン博士、ありがとう! 」(きくちゆみのブログとポッドキャスト )、太字強調は引用者による。

今回通訳をさせていただいたお陰で、ホ・オポノポノの理解が深まりました。すべての問題の原因は私の中にある過去のデータ(記憶)が再生していることであり、それを消して「ゼロ」の状態に戻ると、聖なる存在からのインスピレーションが入ってきて、完璧な人間関係、健康、豊かさ、平和などを体現できる、というのがその教えです。

となると、「記憶を消す」ことが最も重要になるわけですが、どうやってそれをやるかは至ってシンプル。データの消去は聖なる存在(Divinity)しかできませんので(わたしにはできない)、そこにお願いをするのです。そのときに「ごめんなさい、許してね、ありがとう、愛している」の4つを唱えると、聖なる存在につながり、過去のデータが消されて、インスピレーションが入ってきます。

わたしにどんな問題(たとえ戦争でも)が起こっても、それは過去の「わたし」の記憶の再生と捉えます。そしてこの4つの言葉を唱えると、膨大なデータが蓄積されているわたしの潜在意識からDivinityに「このデータを消去して下さい」というお願いが伝わり、消去される、というのがホ・オポノポノの教えです。

データがなくなるとわたしは本来あるべき存在、つまり光輝く悟り(Enlightenment)の状態になります。その状態のとき(データがなくゼロの状態、すなわち良い悪いの判断もしない状態)は、インスピレーションが常に訪れ、わたしたちの行動、言葉、人間関係、経済的豊かさ、健康状態などすべてが完璧になる、というのです。

あなたがもっとお金持ちになりたいなら、ホ・オポノポノをしてください。
あなたがもっと健康になりたいなら、ブルーソーラーウォーター(青いガラス瓶に水道水をいれて、30分以上太陽の光に当てた水)を飲んでください。
あなたが人間関係を改善したいなら、ごめんなさい、ありがとう、と言いましょう。
あなたにふさわしい最高の仕事をしたいなら、許してね、愛しているよ、と言いましょう。

わたしたちは本来光り輝く存在です。その光を遮っているのが、過去のデータ、つまり記憶です。となると、知識や教育は本来必要ない、ということになりますね。だから常に「ごめんなさい、許してね、ありがとう、愛しているよ」と言うのです(4つ言うのが大変な場合は、「ありがとう」だけでもいいそうです)。

この後、実際に言ってみたらどうなるかの話があるのだが、まあそれはいかにもな体験談なので割愛する。興味のある方は上のリンク辿って脱力してください。

 いやしかし怖いですね。記憶を消す、って。端的に言って、「思考停止のススメ」だ。「知識や教育は本来必要ない」、「良い悪いの判断もしない状態」が光り輝く悟り、完璧な状態だというのだ。

 さらに、スピリチュアル系で典型的な、「すべて自分のせい」思想に満ちてもいる。自分にどんな問題が起こっても、それはすべて自分の記憶のせい(再生)である、と。たとえ戦争でも。リストラされるのも過労死するのもネットカフェ難民になるのもすべて自分の記憶のせいってわけだ。クビになりたくなけりゃ、「ごめんなさい、許してね、ありがとう、愛している」と唱えろ、と。従順な労働者になれ、と。生活できないくらいの低賃金重労働でも、すべて自分の過去の記憶のせいなんだから、文句言うよりホ・オポノポノ。なんとまあ支配者に都合のいい思想だこと。

 ということは、きくちゆみ批判はすべてきくちゆみ自身の過去の記憶の再生ってわけですかね。だったらブログ書いたり陰謀論の宣伝なんかせず、一心不乱にホ・オポノポノをしてたらいいんじゃない?

 ちなみに今日(10/24)のきくちゆみブログでは、サンプラザ中野が陰謀論を支持する発言をブログでしたとかで、きくちゆみがはしゃいでる様子が伺える。サンプラザ中野といえばホメオパシーにはまっちゃった人なわけだが、トンデモはやっぱりトンデモ同士つながるのだねえ。