江本勝ブログでの発言と船井幸雄オープンワールド | ほたるいかの書きつけ

江本勝ブログでの発言と船井幸雄オープンワールド

 ちょっと個人的事情でバタバタしていたらこんなことに。
 「水からの伝言」の江本勝氏が、己のブログで「ミヤネ屋」での水伝批判へのコメントを書いている。
 こちら→日テレが「水からの伝言」の批判番組を放映しました。 (10/10)

 この中で、10/12の「船井オープンワールド」での講演の中で釈明(反論)をするようなのだが、現時点ではまだブログには出ていない。それよりも、この「船井オープンワールド」の参加者が「大盛況、1万人は軽く超えていたんじゃないかな。」(江本勝氏のブログでの発言)というあたりが、(実際はそれより少ないかもしれないけどそれにしたって)なんだかなあ、という感じである。

 ところで、これに関して2件ほど気づいたことを。

 一つは会場である。「グランドプリンスホテル新高輪」。そう、今年のはじめに日教組の教研集会を直前になって開催拒否したあのホテルだ。まあ関連を読み取るのは深読みしすぎだとは思うけど、これも「なんだかなあ」というか「さもありなん」というか、ついつい思ってしまう。
 (参考)グランドプリンスホテル新高輪による自由と民主主義の破壊
      グランドプリンスホテル新高輪の「いいわけ」

 もう一つは、講師陣である。これが凄い。
 こちら→船井幸雄オープンワールド2008
私も世に溢れるトンデモさんをすべて把握しているわけではもちろんないのだが、ざっと見るだけでも、船井・江本はもとより、古歩道ベンジャミン、安保 徹、飛鳥 昭雄(!)、副島 隆彦、ほおじろ えいいち(いつのまに平仮名にしたのか?)、とそうそうたるメンバーである。私は名前は覚えてなかったけれども、講演内容を見ると、UFOだの五次元だのマヤ暦だのついついニヤッとしてしまうキーワードが満載だ。

 ついでに、講演者の一人の内容がまたすごい。すごいので、引用。
七沢 賢治(ななさわ けんじ) ■株式会社七沢研究所 代表取締役
11日(土)講演 【プリンス会場】 10:00~11:30
意志進化論 日本神話の創造情報
人類の進化にとって不可欠なことは、意志の進化を図ること。意志の法則は言霊によっている。言霊を量子で発信して、人類の進化に寄与する。人類が五次元を自覚すると、文明閉塞や環境危機などの諸問題に画期的な活路が開かれる。その転換には、意志知識の統合のベクトルと階層の視点を持ち、ミクロの量子論からマクロの量子論へ発展させる必要がある。五次元開顕と対になっている、ヒッグス粒子発見後のマクロシフトと、その行動倫理的取り組みをどうするのか。私は、上代倭語と古事記神話に可能性を求める。倭語の哲理である言霊は、進化論のパラダイム変更のフロントとなる。
プロフィール
昭和22年甲府市生まれ。早稲田大学卒業。大正大学大学院文学研究博士課程修了(宗教学)。株式会社七沢研究所代表取締役。白川学館主宰。〈研究分野〉宗教学、言語哲学、進化学、実験祭祀学〈事業分野〉コミュニケーションプロセッサー(生体波動調整器)・クイントエッセンス(言語エネルギー発生器)を開発する。

マクロの量子論ってなんだ?超流動か?(違うだろうなあ) 五次元開顕?ヒッグス粒子発見後のマクロシフトってなんだ?その「行動倫理的取り組み」ってなんなんだ?で、なんでそこから「上代倭語と古事記神話に可能性を求め」ちゃうのか?最後の「倭語の哲理である言霊は、進化論のパラダイム変更のフロントとなる。」に至っては、日本語が書いてあるはずなのにまったく理解できない。
 プロフィールもまたすごいなあ。「実験祭祀学」って。「クイントエッセンス」って、「クインテッセンス」のことかなあ。宇宙論で流行りの「ダークエネルギー」がブレークする前の、アインシュタインの宇宙定数の拡張版のやつか。それが「言語エネルギー発生器」ってなんのこっちゃ。

 なんというか、スゴイですね。人間ってスゴイや。