ミヤネ屋の「水伝」批判
昼間やってたミヤネ屋で、「水伝(水からの伝言)」批判があった。
内容はかなりちゃんとしてて、どこが間違っているかの具体的な説明だけでなく、なぜ教育現場に蔓延するかの分析まで(小牧市の教育長の言葉を借りてではあるが)されていてとても良かったと思う。
で、内容についてはこれくらいにしておいて。
見ながら思ったのだけど、番組出演者の皆さん、番組と関係ないところで、予備知識なしに「水伝」を見せられて、しかもそれが「いい話」として聞かされたら、どう思うんだろう?「バカバカしい」と切って捨てられる人、どれくらいいるんだろうか。
番組中では、当然批判的な雰囲気でVTRが流されるわけで、その空気を読んで、批判コメントを出している…ってことはないのだろうか。深読みしすぎかな。
ノーベル物理学賞と「水伝」が、どちらも「へー、すごいねえ」で両立する人って、実は結構な割合でいるんじゃないかと思うんだけど…。誰かに「だって水が考えられるわけないじゃん」と断言されて、ああ、そりゃそうかも、となる人は多いだろうけど。
科学リテラシーの話ではなくて、念ずれば通ずというか、がんばれば実現するとか、負けないこと投げださないこと逃げ出さないこと信じ抜くことが大事とか(って古いな^^;;)、そういうものを過大視するこの10年ぐらいの世の中の風潮もあるのかな…と言う気が漠然としている。科学と言うものを事実の単なる集積とみなす風潮(これは昔からなのだろうけど)とあいまって、「それはそれ、これはこれ」で、一方でノーベル物理学賞を凄いと思いつつ、「水伝」も信じちゃう。そうやって「水伝」的なニセ科学が受け入れられる土壌が作られたのかなあ、と。おそらくスピリチュアルの蔓延も同根なんだろうと思う。
世の中そんな都合よくできてはいないのだけど、しんどい世の中になるほど、都合のいい主張がもてはやされるのは人間である以上はしょうがないのだろうなあ、きっと。救いがほしいんだよねえ。
内容はかなりちゃんとしてて、どこが間違っているかの具体的な説明だけでなく、なぜ教育現場に蔓延するかの分析まで(小牧市の教育長の言葉を借りてではあるが)されていてとても良かったと思う。
で、内容についてはこれくらいにしておいて。
見ながら思ったのだけど、番組出演者の皆さん、番組と関係ないところで、予備知識なしに「水伝」を見せられて、しかもそれが「いい話」として聞かされたら、どう思うんだろう?「バカバカしい」と切って捨てられる人、どれくらいいるんだろうか。
番組中では、当然批判的な雰囲気でVTRが流されるわけで、その空気を読んで、批判コメントを出している…ってことはないのだろうか。深読みしすぎかな。
ノーベル物理学賞と「水伝」が、どちらも「へー、すごいねえ」で両立する人って、実は結構な割合でいるんじゃないかと思うんだけど…。誰かに「だって水が考えられるわけないじゃん」と断言されて、ああ、そりゃそうかも、となる人は多いだろうけど。
科学リテラシーの話ではなくて、念ずれば通ずというか、がんばれば実現するとか、負けないこと投げださないこと逃げ出さないこと信じ抜くことが大事とか(って古いな^^;;)、そういうものを過大視するこの10年ぐらいの世の中の風潮もあるのかな…と言う気が漠然としている。科学と言うものを事実の単なる集積とみなす風潮(これは昔からなのだろうけど)とあいまって、「それはそれ、これはこれ」で、一方でノーベル物理学賞を凄いと思いつつ、「水伝」も信じちゃう。そうやって「水伝」的なニセ科学が受け入れられる土壌が作られたのかなあ、と。おそらくスピリチュアルの蔓延も同根なんだろうと思う。
世の中そんな都合よくできてはいないのだけど、しんどい世の中になるほど、都合のいい主張がもてはやされるのは人間である以上はしょうがないのだろうなあ、きっと。救いがほしいんだよねえ。