「水からの伝言」に書いてあること(3) | ほたるいかの書きつけ

「水からの伝言」に書いてあること(3)

 TAKESANさんのところ で各国語の「ありがとう」に対して「水伝」ではどのような結晶を見せているか、というのが話題になっていたので、この際ここでまとめておく(話題に出遅れたから、というのは秘密だ)。

 「水伝4」では日本語含めなんと24ヶ国語での「ありがとう」を扱っている。ただしそのうちの幾つかは既出のもの、特に「水伝2」に載っているものだ。いくつか比較してみたが、「あれ?違う?」と思っても、実は単に180度回転させて載せているだけだったりする。

 以下、一覧である。カタカナ表記は原文に従った。水に「見せて」いる文字は、原語のようである(読めない原語が多いので、私には判別不能(汗))。なお日本語の「ありがとう」は第1章の扉に載せてある。
ページ 言語 カタカナ表記
6 英語 サンキュー
7 フランス語 メルシー
8 ドイツ語 ダンケ
9 マレー語 テリマ カシ
10 イタリア語 グラッツェ
11 韓国語 カムサハムニダ
12 中国語 ターシャ
13 タガログ語 マラミン サラマット
14 ポルトガル語 オブリガード
15 スペイン語 グラシアス
16 ギリシャ語 エフハリスト
17 スワヒリ語 アサンテ サーナ
18 フィンランド語 キートス
19 ポーランド語 ジンクイエン
20 エスペラント語 ダンコン
21 セルビア・クロアチア語 フヴァラ
22 チェコ語 ジェクイ
23 トルコ語 テシェキュル エデリム
24 ハンガリー語 クスヌム
25 ヘブライ語 トダ
26 ルーマニア語 ムルツメスク
27 ロシア語 スパシーバ
28 タイ語 コップクン クラップ

でまあ写真と文章を見ていると味わい深いものが多いのだが、数点だけ。基本的に出てきた順。

・「フランス人は自国のことばに大変誇りをもっています。結晶もそれを表すかのように、誇り高くのびのびしています。」事の是非はともかく石原慎太郎に見せてやりたい

・韓国語の結晶の写真は、結晶ができていると言えるのか疑問。樹枝状結晶が溶けた後のように見えるが、別の言葉であれば、「悪い言葉の写真」に分類されるのではなかろうか。さらに言えば、嫌韓の連中に変に利用されなければいいのだが(まあ考えすぎかもしれん)

・中国語は「多謝」なのにドイツ語は「ダンケ」(ダンケシェーンではなく)。このアンバランスはなに?

・ポルトガル語の「ありがとう」は日本語のありがとうに写真が似ている。「シャボン玉、カルタ、カステラなど、昔から日本語に溶け込んだ単語がいくつもあるポルトガル語の『ありがとう』は、日本語の『ありがとう』と語感がよく似ています。そのせいでしょうか、結晶もそっくりです。」っておいおい。

・「ピカソ、カザルス、そしてアントニオ・ガウディなど、多くの優れた芸術家を生んだスペインのことばらしい、荘厳な結晶です。」って多くの優れた芸術家を生んだ国はスペインだけかい?

・「いろいろ大変なことがあったポーランド。しかし、この結晶からは、未来の明るさを感じます。」なんなんだこのまとめは。色々大変なことがあった国なら他にもいっぱいあるぞ。

・「トルコ人には親日派が多いといわれています。そのせいでしょうか、日本の都会にはトルコ料理の店が目につきます。この結晶からはなんとなく、トルコ人の人あたりのよさを感じますね。」日本との関係が結晶とどう関係あるのだ!(いや、ないんだけど。でも「ある」という江本にしたって、この言い草はあまりにもコジツケじゃない?)

…これくらいにしておきましょうか。どこが数点やねん(全部にツッコミたくなる^^;;)。

 「水伝4」も色々とトンデモ発言が満載なので、はやいとこ紹介したいのですが、なかなか個人的に状況が…。もうしばらくお待ちください。少しづつでもやっていきたいと思っておりますので。