天安門事件から19年 | ほたるいかの書きつけ

天安門事件から19年

 今日(昨日になっちゃったけど)は、天安門事件から19年。もうそんなにたつんですね。毎日テレビに齧りついて、一体どうなるんだろうとハラハラしながら見ていました。その後の私の思想形成にかなり影響を与えたという気がしていて、今でも毎年この日になると思い出します。
 19年たって、もはや新聞でも報道もされなくなってきました。残念です。今の中国は、あの頃とは良くも悪くも大きく変わったんだろうな、と思います。

 もう10年ぐらい前だったか、3時間ぐらいの長尺のドキュメンタリー映画もありましたね。オールナイトで上映していて見に行きました。関係者へのインタビューが淡々と続き、リアルタイムで見ていた頃にはわからなかったことが色々あって驚きながら見たものです。
 国は違えど、ああいう状況ではやはり学生の一部はどんどん先鋭的になり、毎日を地道に暮らす労働者たちからどんどん乖離していった状況が、映画で初めてわかりました。日本でも、全共闘に代表されるような70年ごろまでの頭デッカチ(あえてそう言わせてもらいますが)な学生運動(学生運動の一部ではあるのでしょうが)が進んだ道と重なって見えたものです。
 一日も早く、政治的市民的自由が保障される日が来るといいなあ、と思いつつ、この日本では逆行するような動きがそこかしこにあるので、足元すくわれんようにせんとなあ、とも思っています。

 さて。
 天安門事件から半年ぐらいたったある夜。テレビをつけたら、あるバンドが天安門事件について歌っていました。THE NEWSというバンドの「もっと自由に!」という曲(公式サイトはこちら 。久々に見たら、新しいサイトができてるし、メンバーが増えてる…^^;;)。いやいや、衝撃でしたね。「それは 人民解放軍第27軍による 人民虐殺!」って歌ってるんだもん。あー、日本にも、こういうバンドがあるんだ、とビックリしました。そのころ、ANARCHYは活動停止してましたしね(たしか)。それに、内容がずっとストレートだし。ロックだ!と思いましたよ。
 活動再開してるようだし、新しいアルバム出ないかな。出たら真っ先に買いますよ、わたしゃ。ぜひ出してね。(^^)