自衛隊100周年!?(追記あり) | ほたるいかの書きつけ

自衛隊100周年!?(追記あり)

 陸上自衛隊の第三三普通科連隊が、創設100周年記念ということで銃を携え市中行進したそうだ。
 →『赤旗』の記事

 銃を持ったまま街中を歩くこと自体とんでもないが、それはここでは置いておく。
 100周年だそうですよ、100周年。今年、戦後何年たってましたっけ?自衛隊ができてから何年たってましたっけ?
 要するに、旧日本陸軍の歩兵三三連隊が創設してから100年、ということらしい。wikipediaによる第三三普通科連隊の解説 によると、33と言う番号も、旧陸軍から受け継いだものであるようだ。

 第33普通科連隊のページ陸上自衛隊第10師団のページ内 )には「沿革」のページがあるが、そこでも堂々と戦前からの沿革が、いや、むしろ戦前の沿革が語られている。

 先般の違憲判決に対し、航空自衛隊の田母神俊雄幕僚長が「そんなの関係ねえ」と言ったというが、自衛隊自身(幹部クラス)に、旧日本軍の体質が染み付いていることの表れと言ってもいいのではないか。

 彼らにとっては、敗戦も、民主化も、日本国憲法も「関係ねえ」のであろう。一連の発言・発想は、決して枝葉末節ではない。本質はディテールに宿る。

(4/29追記)念のため、上記第33普通科連隊の「沿革」ページの魚拓 を取っておいた。