そういえば、Tusedayさんのブログ でベルトコンベアーは和製英語だって書かれていたのを読んで、なるほど!と思いました。言われてみれば、発音的になんだか日本人が言いやすそうな感じですよね。(笑)


15年前に「日本の食を変えた男たち」っていうドキュメンタリーを見たことがあるのだけど(録画したものを今でも永久保存版として持っているけど)

日本マクドナルドの創設者の故藤田田(ふじたでん)さんは、マクドナルドを日本に導入する際に頭を痛めたのが店の名前だったそうです。(ちなみに藤田田さんは日本トイザらスの創業者でもあります。)


本当の英語のイントネーションだと、当然ながら日本人は言いにくいことは知っていたので、藤田さんはアメリカ本社の反対を押し切って、無理やり「マクド/ナルド」と和製英語に仕向けたのだそうです。(笑いながら話してましたよ。)なので、関西人がマクドって呼ぶのはある意味正解なのだと思っています。(笑)藤田さんの狙いは日本語に馴染めるネーミングとして「マクド/ナルド」とあえて3つの韻を踏むようにネーミングを考えたらしいし、何と言っても彼は大阪出身なので、マクドって関西人が自然に親しみを込めて呼んでいるあたり、藤田さんにしてみるとシメシメと思っているんだろうなぁ。(笑)豆知識として、マクドナルドの由来はスコットランドです。Macと頭に付く名前のものはスコットランドから来ているものです。


今となると、藤田さんは本当に先見の明があるお方だったのだなぁと、彼のあらゆる書物読んでいつも感じます。ついでに言えば、私はホンダの本田総一郎さんとパナソニックの松下幸之助さんと藤田田さんを最も尊敬しています。(ファストフードはめったに食べないけどね。笑)


日本の銀座に初めてマクドナルドが誕生した日のドキュメンタリーを見たり、本でも読んだことがあるけど、本当は準備不足やら色んな問題が次々と発生して、あの日はオープンなんて無理だったのに、藤田さんは神業をなしとげ、あの日にオープンさせたのです。裏話を読むと、藤田さんを尊敬せずにはいられなくぐらい藤田さんの偉業というか、偉大さを思い知らされます。


バブル当時は、イタメシとかフランス料理とかグルメ嗜好となり、更に飽食の時代となっていったけれど、バブルががはじけてBSD問題も浮上したり、牛肉が手に入りにくくなったり、吉野家も一時期危機に追い込まれましたが、不景気となって再び、吉野家を筆頭に、回転寿司、セルフサービスの定食屋のような安い和食のチェーン店とかうどん屋、ラーメン屋が巻き返しを見せ始めてきて、マクドナルドもトップの座を奪われて売り上げが落ち込んだ時期もありましたよね。


藤田さんはその当時(亡くなる前)、既にそれを見抜いていたのか、「今はマクドナルドが日本一の売り上げだとしてもいずれ和食に追い越させる日がくるだろう」って鳥越さんのインタビューに答えていた姿が今でも目に焼き付いています。日本人はやはり和食が基本だから和食には絶対にかなわないって言うようなニュアンスで漏らしておりました。


寿司も日本の古代から続く元祖ファストフードだしね。寿司や蕎麦を超えるファストフードは日本にはないのかも。


藤田さんがまだ元気だったころ、求人雑誌でマクドナルドの社員募集要項を見ていると、必ず藤田さんの名前の後ろに「デンと発音して下さい」と記載されておりました。これを見るだけでもつい笑ってしまうのですが、同時に素敵!といつも思っていました。(笑)藤田田(ふじたでん)確かに変わったお名前ですよね。豪快で分厚い唇が印象的だったなぁ。


和製英語というタイトルなのに結局藤田田さんのお話になってしまいました。(笑)日清のカップヌードル誕生秘話とかも面白いですよー。(創業者安藤百福さんのお話とか。偉人のエピソードは語りきれません。面白すぎて。)


Famiglia2-20110601_1 Rはビデオデッキを持っていないので(壊れたらしい)、永久保存版録画ビデオ達をそろろDVD化するか…。