こんにちは。
元付け浄水器「最上清流」の江﨑です。
今日は久しぶりにデスクワークの日。
普段、外での仕事が多いので
たまにはゆっくりと机に向かいます。
いろいろ資料を作ったり
計算したり
調べものしたり。。。
しばらくすると僕の耳と鼻の穴から煙が出てきました。
身体が拒絶反応。
気分転換に外に出てみると
会社の周りが草ボーボー。
６月にむしったのに
たった３ヶ月でこんなに。
「雑草って逞しい」
とか
「雑草はコンクリートもアスファルトも割って生えてきて凄い！」
などと、肯定的に表現されたりもしますが、
ただただ憎らしい。
「もう除草剤まいたら良いじゃないですか！」
と工場スタッフは言うのだけれど、
何か負けた気がするので嫌なのです。
とにかく草むしり開始。
雨に打たれながら1時間18分。
汗をかきながら1時間18分。
蚊に襲われながら1時間18分。
作業完了。
雑草には負けない。
シャツを着替えてデスクワーク再開。
と、そういえば先日こんな事がありました。
取引先さんとの雑談中、
「けどさー、お風呂を浄水するって、、、
給湯器でお湯を沸かしたら、
塩素なんて飛ぶんじゃないの？」
なるほど。
そういえば実験した事なかった。
不覚です。
「近いうちに実験して報告します！」
と言ってから数日が経ちました。
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いろいろ文献を読んだりするよりも
実際にやってみた方がはっきりする事が多いです。
昔、「トリビアの泉」というテレビ番組があったのだけど、
あの番組、凄く好きだったんです。
どんな事でもちゃんと実際にやってみる真摯な姿勢。
見習わなければいけません。
いてもたってもいられなくなり、さっそく実験です。
あのおじさんの声が聞こえてくるようです。
「実際にやってみた。。。」
まずは会社の水道水の塩素濃度を測定します。
水温は24℃
【水道水24℃】
塩素濃度は0.4ppmを表示しています。
会社の湯沸かし器は瞬間湯沸かし器です。
給湯器を40℃に設定します。
ちょうど良い湯加減の温度。
測定しようとすると、工場スタッフが
ス：「社長！その測定器、お湯を測っても良いんですか？」
取扱説明書を見てみる。
※水道水限定です(水温：20℃±5℃、pH：7.3±0.2)
僕：「ん～・・・」
ス：「壊れちゃうんじゃないですか？」
僕：「科学の進歩に犠牲はつきものだよ」
ス：「・・・壊れたらちゃんと新しいの買ってくださいね。。。」
こんな事で諦めていたら
トリビアの泉の人に笑われてしまいます。
あの声が頭に鳴り響きます。
「実際にやってみた。。。」
【40℃】
塩素濃度は0.6ppmを表示。
何か増えた。
けど、塩素が含まれているのはニオイでも確認できます。
続いて60℃に設定。
コップあっつ！となるくらいの温度です。
良いのかな？こんなの測定しちゃって。。。
少しの不安を胸に測定します。
「実際にやってみた。。。」
【60℃】
また増えた！
塩素濃度は0.8ppmを表示しています。
ス：「ほらー！壊れるって！」
確かにもう、この数値はあてにならなそう。
テスターを投げ捨て、
念のためにDPD試薬でもテスト。
やっぱり塩素は抜けてないようです。
なるほどなーと休憩室に入った僕の目に
あるモノが飛び込んできました。
いつも使っている電気ケトル。
世界中で愛されているアレです。
沸騰させたお湯ならどうだろうか？
こうなったら知りたい。
けど、さすがにテスターをつっこむ勇気は僕には無く、
DPD試薬で
「実際にやってみた。。。」
まずは塩素濃度0.4ppmの水道水の反応色。
【水道水 24℃】
ピンク色に発色しています。
水道水を電気ケトルに入れてスイッチON
しばらくすると
中でグツグツ音がして
「カチッ！」
という音で準備完了の合図。
ビーカーにアツアツのお湯を注ぎます。
そしてDPD試薬を入れると。。。
【お湯】
発色した！（塩素が含まれている事を示します。）
※DPD試薬は熱にも反応して発色するそうです。浄水された熱湯だと薄っすらピンクに発色する場合があります。
こうしてこの世の中に新たなト○ビアが生まれた。
「電気ケトルで沸騰させたお湯の中に、塩素は含まれている。」
あー、おもしろかった！
次はエコキュートみたいな貯湯式温水器も実験してみる予定。
さ、仕事しよ。。。
【追記】
