【お願い】助成金減額に際して、緊急追加アンケート | 妊活コーチ 松本亜樹子 オフィシャルブログ

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おはようございます。今日は、NPO法人Fineの松本です。(^^)

東京はさわやかな晴れの朝を迎えています。
三連休の中日、皆様いかがおすごしでしょうか?

さて、本日は、皆様にお願いがあります。
長文です(ごめんなさい!)m(__;)m

助成金減額に伴い、<緊急設問>を加えた
不妊治療の経済的負担に関するアンケートPart2 」の
「告知」と「ご協力」のお願いです。

Fineでは昨年の12月からこのアンケートを実施しており
現在すでに1000人を超える方が回答してくださっています。
(すでに多くの皆様にも告知のご協力をいただいており、
 心から感謝申し上げます。
 本当に、ありがとうございます!)

これは第6回目となる全国署名活動・国会請願に向けて実施していたのですが、
この度、不妊治療に支給されていた「助成金」の一部が
半分に減額」されてしまうという、
当事者にとって、とても厳しい閣議決定を知りました。

減額の対象となるのは、以下の二つの場合とのことです。
1)以前に凍結した胚による胚移植を実施
2)採卵したが卵が得られない、又は状態のよい卵が得られないため中止

減額の理由は、この事業による予算が増え続けていることと
この二つの治療は、他の治療(手技]に比べて安価だったことから、のようです。

確かに、これらの治療費用は、通常の体外受精・胚移植を実施した場合と
比べたら、少ないかもしれません。

限りある国家予算の中で、この助成金は増加の一歩をたどっており、
大変な状況であろことは、じゅうぶん、想像も、理解もできます。

それでも、どうしても、ひとこと、言わせていただきたいのです。
「当事者にとって、これは、とてもつらい変更です…」と。

特に2)の場合、当事者は精神的ダメージが、たいへん大きいのです。


少し、治療に対する当事者の思いをお話しさせてください。

私たちが体外受精に臨むときは「治療」を最優先させて生活します。
お金や時間や気持ちを、たくさん、かけているからです。

仕事や予定や家事の時間をやりくりしながら通院し、
注射や投薬をして、卵を育て、
「何個育つかな。卵ちゃんは無事に大きくなってくれるかな」と、
ドキドキしながら毎日を過ごします。

食べるものや体調に気づかいながら、やっとの思いで迎える「採卵」の日。
私たちは、期待と不安でいっぱいです。

卵がちゃんと採れて、無事に受精して、分割して・・・
そうしたら、夫との受精卵が、自分のおなかに戻ってきてくれます。 

大事な、大事な、私たちの赤ちゃんになるはずの、受精卵。(^^) 

そして、それからがやっと、私たちの「妊娠までのファイナルスタート」。
判定の日まで、ドキドキワクワクの、落ち着かない日々を過ごします。


短くても数週間、長いときには数カ月を、
私たちは、この1回の体外受精のための準備期間にあてます。

それなのに、「おなかの中に迎えることができない」

そのスタートラインに立つことすらできなかったときの絶望感は・・
とても、言葉にできません。

それでも、友人の一人は
「戻せなかった時、助成金を支給していただけたことがあって、
『ああ、国も応援してくれているんだから』と、少し慰められ、
次回もがんばろうという気持ちになれた」と、言っていました。

それが、なくなってしまうのは、やっぱりつらいことです。

金額のことだけを言っているわけではありません。

「少子化対策」である以上、
もちろん、「子どもが生まれる」ことに、支援がなされるべきです。
その一環として支給してくださっていた「助成金」の
「この部分から、減額される」という事実が、
また つらいのです。


Fineでは、実施中のアンケートに、急きょこの設問を追加しました。
今回の助成金の減額に対する、当事者の生の声を、
できるだけ多く集めたいと思っています。
そこで、お願いをさせてください。


不妊当事者を応援していただける すべての個人、企業、団体、医療機関の皆様へ> 

もしよろしければ、ぜひ、下記の方法で、応援していただけませんでしょうか。
一人でも多くの不妊当事者が、声を上げる機会を増やしていただけますよう、
どうか、皆様のお力をお貸しください。

1)この文章をコピーもしくはリンクして紹介してくださる

2)アンケートのリンクバナーを、ウェブサイトに貼ってくださる
  *Fine■トップ■にバナーがあります。

3)■アンケートの告知入り署名ポスター(チラシ)■を、ダウンロードして印刷いただき、
  クリニックの待合室や店内などに掲示してくださり
  *■ポスター■はこちらです 

4)■上記チラシ■をダウンロードして印刷いただき、配布してくださる


ぜひ、ご協力を、お願いいたします。


<当事者の皆さんへ>
一人で声を上げるのは、勇気が要りますよね。
もしそうなら、私たちに思いを預けてください。
私たちが、必ず、あなたの声を、届けます!
こちらのアンケートに声を寄せてください。

■不妊治療の経済的負担アンケート Part2■

*すでに1回答えてくださった方は、■こちらの追加アンケート■にお答えください。
 別途作成してあります。


=======*不妊治療(体外受精)についてのご説明*=============

(サービスグラントさんのイベント プロボノシェアター「台本」より抜粋)

不妊治療の中に「体外受精」という方法があります。

これは妻の卵子を体外に取り出し、夫の精子と受精させ、妻の子宮に受精卵を戻す方法です。

一見とても特別なことに思えるかもしれない治療方法なのですが、
実はすでに、体外受精によって誕生した子どもは、日本だけでも2010年で27万人を越え、
その年の新生児の約37人に1人まで広がってきています。

つまり、学校の1クラスの中に1人は、「体外受精」で生まれた子どもがいる計算になります。
(体外受精だけではなくて「人工授精」を入れると、もっともっと多くの子どもが「不妊治療」により、生まれてきています)

この体外受精の成功率は決して高くないのですが、金額は、成功する市内に関わらず、1回で約50万円かかります。

少子化が進み、この治療を行なう人の数が年々増えていることからも、
現在では国から助成金を出していただけるようになりました。
しかしその条件がやや厳しく、せっかくの助成金を使える人は限られています。
不妊対策は、日本の少子化対策のひとつであるとも言えると思います。
そこでFineでは、この助成金の条件を緩和していただけるよう、5年前から署名を集め国会請願を行なっています。
このほか、性教育の改善なども求め、今後も積極的に国政への働きかけを行なう予定です。

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