イラッとするWebの記事にモノ申す | 外資系ITビジネスマンの視点

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雑誌でもWebの記事でも、タイトルと中身が見合っていない記事って、読んだ後にイラッとしませんか。

週刊誌やスポーツ新聞でよくある、いわゆる誇大見出し、『スクープ!大物俳優と美人女優の熱愛発覚!』という記事に釣られて買ってみると、宴会の打ち上げ帰りに二人で帰宅していただけあったり。

まあ、これなんかはもう定番の物になっているので、こちらも慣れてはいるのですが、私が最近気になるのは、タイトルに適当な数字を入れて、読者を惹きつける手の記事。

例えば、『プレゼンを成功させる3つのポイント』とか、『モテる男がやっている行動9パターン』とか、数を絞ることによって、とっておきの秘訣であるように思わせておいて、読んでも全然納得感がないようなものです。

『××が出来るようになる○コの秘訣!』

普通、このように言いたいことの数を絞るからには、本当に重要な内容を厳選したり、取り上げる内容に網羅性が無ければ、そのタイトルを付ける意味がありません。

例えば、タイトルが『プレゼンを成功させる3つのポイント』であれば、プレゼンの品質に大きな影響を与えるポイントを3つに厳選して、記事を書くべきです。

①プレゼンのコンテンツや順序、②立ち振る舞い、③話し方といった具合。

このような内容であれば、3つのポイントを押さえれば、全体のクオリティが上がる、という説明が出来ます。

しかしこれが例えば、①プレゼンのコンテンツ、②スライドの色使い、③スライドのアニメーションといった内容になってしまうと、スライドの内容にばかり偏っていて網羅性が無いし、これらのポイントが本当に重要なのかも疑問がある。

にもかかわらず、タイトルが『プレゼンを成功させる3つの~』だと、「いやこの3つを押さえても全然足りないがな。。」という感想を持ってしまうわけですね。

その内容が有益な情報であればまだいいのですが、書いてあることが当たり前すぎたり、どうでもいいことだと、さらに読む気が無くなります。

Webを見ていると、この手のガッカリ記事が多すぎる。

明らかに、「秘訣○パターン!」とタイトルを付けてから、そこに適当な内容を当てはめていったのだろう、そう思ってしまう「考えられていない記事」が氾濫しています。

このようなタイトルをクリックしてしまう時点で、見事に彼らの術中にハマっているという意味では、いばれることではないのですが笑、一素人ブロガーとしては、執筆でお金を貰っている人達にこんな低レベルの物を書いて欲しくは無い。

文章が、よく考えられているものかそうでないかは、見ている人には伝わる。

クリックを集めるためだけの中身の無い記事にならないよう、趣味のブログではありますが、意識していきたいものです。