さきほど、とある方のブログを拝見すると、

電車の中で席を譲るほほえましい光景について書かれていました。


お年寄りに席を譲る。

そんな光景を、この春くらいからよく見かけるようになりました。


でも、おととい・・・。


朝のラッシュで、私は押されるように優先座席の前に立ちました。

3人座れる優先座席。

見ると、左から、


妊婦の女性

本を読んでいる30代くらいのサラリーマン

音楽を聞いている40代くらいの女性


でした。


次の駅で、どばっと人が降りました。

私は特に何も考えずそのまま優先座席の前の吊り皮につかまっていました。


そしたら、白髪のおじいさんがやってきて、

すごい形相で私のことをにらんで、

私がつかまっていた吊り皮に捕まったんです。

隣の吊り皮も空いていたのにです・・・。


私は仕方なく、その吊り皮を放し、隣の吊り皮へ移動しました。


そのおじいさん、今度はブツブツ言いながら座っているサラリーマンをにらみました。


そして次の駅で、左に座っていた妊婦さんが席を立つと、

おじいさんはその空いた席の前に立っていた別の男性を押しのけて座りました。


すると、座るや否や、相変わらず本を読み続けているサラリーマンを、隣の席から

ずーーーーっと

にらみ始めました。


それでも相変わらず、まったく気付かないサラリーマン。

隣でにらみ続けるおじいさん。


そんな光景を見て、何だか朝から虚しくなったのでした。



私は、電車の中があまり好きではありません。

どちらかというと、人の善意より悪意を感じる場面が多いからです。