氷河地形とお花畑_中央アルプス木曽駒ヶ岳 | とことこ◯日本+記

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あっという間に登れる高山、中央アルプスの木曽駒ケ岳へ。標高1620mから2600mまで通じているロープウェイからは、わずか7分半で、亜高山帯から高山帯に至る樹木の垂直分布を早送りのように観察することができる。
ロープウェイを降りると、氷河地形の千畳敷カールにお花畑が広がり、チングルマ、ミヤマキンバイ、クロユリなどがそこかしこに咲いていた。
しかし、急速に高度が上がったせいか、風邪気味の体調が悪化し、予想外に余裕のない登山に(汗) 山頂付近にはコマクサやヒメウスユキソウが咲き、イワヒバリやホシガラスも見られてテンションが上がったが、下山後に起死回生を狙った温泉のサウナも裏目に出たかもしれぬ。まあまあ歩いたのに、食欲が出ずそばを食うのもやっとでその後寝込んだ。車で連れて行ってもらい本当に助かった。
木曽駒ケ岳では、強風で草地の一部がけずりとられて裸地になる「風食ノッチ」が見られたり、岩石の風化の違いで咲いている高山植物に変化があって面白いようなので、いずれまたテント泊でもしてみたい。

今回のルート
しらび平→(ロープウェイ)→千畳敷→木曽駒ケ岳
人気の高い木曽駒ケ岳は、バスとロープウェイにかかる時間が読めないので注意が必要。平日でそう感じたので、休日はバスとロープウェイは相当待つ気がする。千畳敷から木曽駒ケ岳へは危険箇所は全くない。宝剣岳に行くルートはちょっと注意。

日時:2017年8月4日
場所:中央アルプス・木曽駒ケ岳
 
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ロープウェイで日本で一番高い駅・千畳敷へ

亜高山帯をあっという間に通り過ぎ

標高2600m付近に到着

色とりどりの花が咲く千畳敷カール 氷河地形

ミヤマリンドウ

シナノキンバイ

チングルマ

ウサギギク

ミヤマクロユリ

クルマユリ

山頂に向け

岩場を登って行くと

イワヒバリがいた

ガーガーと鳴くホシガラス 遠い

宝剣山荘

砂礫地にコマクサ

チシマギキョウ

イワベンケイ

中岳から木曽駒ヶ岳へ

木曽駒ヶ岳直下のテント場 はりやすそう

木曽駒ヶ岳から頂上木曽小屋をのぞむ

お花畑を楽しみながら千畳敷駅にもどる