沢沿いの新緑_東京都大丹波川~川苔山 | とことこ◯日本+記

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標高によって樹木の分布が変化するのとは別に、沢があると、また樹種も変わる。

全般的に河川沿いの樹林帯(河畔林)には、ヤナギ、クルミ、ハンノキ、ニレ、カエデ類が多くなり、山地の河畔林は特に「山地渓畔林」とよばれる。見られる樹種は冠水頻度によって違いがあり、水辺に近いところではヤナギ、ハンノキ、やや水辺から離れたところではオニグルミ、コブシ、さらに離れたところではカツラ、トチノキ、ミズナラ、カエデ、といった感じになるという。

河畔林と河川は相互に影響を及ぼし、生物の多様性を育む。具体的には日光を適度に遮蔽し、有機物をもたらし、倒(流)木で生物の住処をつくり、水質を浄化する。冷温性の魚類であるイワナやヤマメは、こうした環境がなければ困ってしまうであろう。

今回訪れた奥多摩町の大丹波川。「奥多摩登山詳細図(東編)」では15番「大丹波川源流コース」として紹介されている。奥多摩で最も人気の高い山のひとつである川苔山に通じており、混んでる川乗橋コースよりこっちの方が面白い。ヘリポートがある付近までの林道が長いが、大丹波川源流沿いの環境は美しく、何より人がいなくてよい。

日中は渓流沿いでよく見られるミソサザイがチーチョイチーチョイトゥルルルルルーとさえずり、カワガラスが飛び、ヤマメがときおり水面の虫を捕らえていた。

一方、これがなんの木か?という判別はとても難しい。

ビジターセンターで緒方さんから奥多摩の樹種についての資料をもらったほか、「釣り人のための渓流樹木図鑑」なる素晴らしい本をネットで見つけたので、それを入手したい。

 

川井駅~奥茶屋キャンプ場~(大丹波川源流コース)~獅子口小屋跡~川苔山~百尋の滝~川乗橋~奥多摩駅

(奥茶屋から川乗橋まで7時間半くらい)

 

日時 4月21・22日

場所 東京都奥多摩町大丹波川

 

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スタートは川井駅付近、多摩川と大丹波川の合流点

標高は250mくらい

カエデの新緑が美しい

オオモミジ?

ハウチワカエデ?

イタヤカエデ?

沢沿いの樹木は精巧な切り絵のような印象

大丹波川沿いにある名店ちわき

鮎の釜飯が絶品

イワナの刺身

鮎の釜飯、最後はだし汁で だんご汁も美味

キャンプ地に到着

ヤマメの稚魚がたくさんいる

カジカガエルの卵か

常に冠水するところには苔や

シダが多い

ちわきにタバコを忘れた…

ラーメンを食べ

タバコもないしビールを飲み即寝る(18時)

翌朝 5時半出発

朝の林道沿いは安野光雅さんのもりのえほんのよう

ニリンソウが咲き乱れる

素晴らしい渓流

ヤマウコギ?

ナガバノスミレサイシン

さらに源流方面へ

葉が細く裂けている エイザンスミレ?

ネコノメソウのなかま

アセビ

尾根にでた

まさにここ(汗)

ぴったし

川苔山 山頂より

リスか

クマか?

サルか

ハシリドコロ

百尋の滝

ヒトリシズカ

クマシデ?

20cmくらいのヤマメ 時折水面の虫を捕らえる

滝にダイブする人たち

林道を川乗橋バス停へ向かう

キブシ

ヤマボウシ?

サクラがきれい

もえぎの湯へ

標高によって見られる植物が変わる

会わないでなにより

樹木に関する資料をもらう

奥多摩駅2Fでサンドイッチを食べて帰る