セミナー:リードマネジメント | 元広島ではたらく社長のblog

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六本木ヒルズや、ITベンチャーのカッコイイ社長とはいきませんが、人生半ばにして、広島で起業し、がんばっている社長の日記。日々の仕事、プライベート、本、映画、世の中の出来事についての思いをつづります。そろそろ自分の人生とは何かを考え始めた人間の等身大の毎日。

セミナーに行きました。

最近、知り合った、企業の社員研修等をされている会社の社長さんがされるセミナーに行きました。


http://grace.petie.jp/seminor/tokyo%20lead%20management060415.html


心理学の分野の中で、選択理論心理学というのがあります。普通の心理学は、自分の内面、心理を分析したり、相手がどういう感情か、どういう心理状態かを把握する為のものだったり、主に内面を重視しているのですが、この心理学は、人とヒトの関係性、人と物事との関係性について、分析しています。この理論を使った教育を実践している学校等がアメリカにあり、企業等でも導入している理論です。


企業の中の教育には、専門的な知識技能、管理職むけの経営ノウハウ、また、部下との人間関係を良好にするためのコーチングのような教育があります。

このセミナーは、コーチングのような指導育成を主眼としたものではなく、人と人、友達同士、親子、夫婦等の関係でも応用できるので、出席した方は、社長、管理職、主婦、パートさん等さまざまでした。


前半は、理論的なこと。最後に自分の満足・モチベーションに関する志向性分析のようなものも。

後半は5人ずつ、チームになり、レゴブロックで、飛行機を作るというゲーム。


前半で印象的だったのは、行為が感情を支配してしまうというもの。「今日は会社行きたくないなあ」と思っても、ちゃんと起きて、朝ごはんを食べて、電車に乗っているといつの間にか忘れるというもの。もちろん感情のままにずる休みすることもあるのだけど、行動を起こせば、自然と、感情をコントロールできるということ、その実験台として、講師は、8つの息子が、むずかったり、泣きそうなとき、一緒にスキップをするそうです。すると、スキップという行為をしながら、泣いたり、不平不満を言うのはなかなか難しく、いつの間にか笑い出しているそうです。国会議員も、いかめしい舞台設定でなく、青空の下、寝そべりながら、議論したほうがいいアイディアが生まれるかも。


後半は、5人チームの1人だけ、ブロックの飛行機の完成図を見ることが出来、後の人は伝聞のみで作るというもの、30パーツくらいの簡単な構造なんだけど、なかなか難しく、また、うまく作業を伝える言葉(部品の呼び名が分からない、完成図を知るものは、パーツを指差してはいけない)が見つからなく、思った以上に時間がかかりました。しかし、最後は、完成し、チームワークと、達成感を感じることが出来ました。


これらの作業の前に、前半最後で分析した、自分の満足・モチベーションに関する志向性分析結果を、チームの中で確認し、お互い、どういうことに満足感、やる気を感じるかを把握し、ゲームの間中、そのことを意識しながら、作業を行いました。つまり、個々人の特性や、モチベーション要因を知ることで、お互いの関係性を良好にしよう、良好にしながら共同作業をすることが、チームワークに他ならないと。各自の得意なこと、専門分野を活かすだけでは、チームワークは発揮できないということにもなるのだろう。


適材適所と言う言葉。その方面の技量を持った人が、ぴったりの部署に配置されているという言葉だが、実は、その中の構成員の人間関係が良好でなくては、またそれぞれの能力が100%発揮されるかどうかは、この関係性に負うところが大きい。


この関係性については、さまざまな本があり、ビジネスの中でも最近重要視されている。


皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか?