動体検知カメラ調査  | 弘前大学 フィールドサイエンス研究会(F研)

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弘前大学公認サークル「フィールドサイエンス研究会」(F研)のブログです。 弘前大学を拠点に,海・川・山林で生物の観察や採集をしています。
毎週月曜日18:00~農生棟203で定例会を行っています。

こんにちは、1年のサクラダです。

テスト期間が終わりましたので、ブログを更新しますよ。

 

 

 

 

以前、冬の昆虫採集の記事でも触れましたが、

こんなモノを仕掛けて参りました。

 

動体検知センサー付きのカメラです。

 

 

 

何度かこのカメラを用いた観察を行いましたので、

その結果を紹介していきます。

 

 

 

まず、一頭目。

 

画像の中央下部にて目が光ってるのが分かりますか?

おそらく ニホンアナグマMeles anakuma)です。

 

 

 

・・・分かりづらいですね。

 

この回に仕掛けたカメラは2台。

撮影できたはこの一匹、この画像だけ。

 

 

 

 

・・・納得できん。

 

 

 

 

 

こんな結果では納得できん!

 

 

 

 

 

ということで、別日、別場所にカメラを仕掛けました。

 

雪が積もっていたので、足跡を手がかりにカメラを設置する場所を吟味。

2カ所に一台ずつ仕掛けました。

 

 

 

すると、

 

 

おや?

 

 

 

画面左下に写るこのcuteお耳は・・・!

 

 

 

 

ウサギさん!!

 

まんまるふわふわでか~わい~!!

 

 

トウホクノウサギ Lepus brachyurus angustidensですね。

 

 

冬が来る前は地味な褐色の体毛で覆われていますが、

冬になると、雪の色に紛れて天敵から身を守るために

真っ白な冬毛に生え替わります。

 

 

 

ウサギというと、真っ白な姿が思い浮かぶ方もいると思いますが、

 

同じノウサギの亜種であるキュウシュウノウサギ(Lepus brachyurus brachyurus)は

九州地方に生息しており生息域で雪が降らないため、冬になっても茶色い毛色のままです。

 

 

 

さあ、林道沿いに仕掛けたもう一つのカメラの方はどうでしょうか。

 

 

 

お。

 

 

 

この後ろ姿は・・・

 

 

 

 

タヌキさん!

 

 

おや、肝心のお顔が写ってませんね。

残念。

 

ホンドタヌキNyctereutes procyonoides viverrinus)ですね。

この子もすっかり冬毛に生え替わって、ポンポコポンポコしております。

 

 

 

 

今回までの調査で観察できた哺乳類は以上です。

 

 

冬毛の哺乳類はか~わい~!!

ということが分かりました。

 

 

 

この可愛さ、皆さんにも伝わりましたね。

はい、伝わった。

 

 

 

経験不足のため、まだまだ観察できた種は少ないですが、

今後も継続して動体検知カメラによる調査を続けていきたいと思います。

 

 

乞うご期待!

 

 

文責:(テストが終わってウキウキなフレンズ)サクラダ