集中力がない日はあえて作らない

フィギュアを作るのはとても繊細で神経を使う精密な作業です。そのため集中力が非常に大事になります。逆に言うと集中力がないなと感じるときはあえて作らずに次回に備える方が良いでしょう。集中力が落ちると「気がつけば小指が一番太くなってた！」という子どもでもオカシイと思うことすら起きます。
もしくは作業以外の道具やツールのメンテナンスだけするというのもいいでしょう。目詰まりしたヤスリの削りカスの除去、切れ味の鈍ったナイフや彫刻刀の刃の研磨、作業環境の掃除や整理整頓など。

また作りかけの作品を眺めながら自分の作業手順を見つめ直してみてもいいかもしれません。「このパーツはこんな作り方をした、あるいはこんな方法で作る予定」というところを「他にもっと簡単で効率のいい作り方はないだろうか？」と考えるのも勉強になりますし、予想外にいい方法が見つかるときもあります。フィギュア作りの書籍や人体デッサンの本をじっくり眺めるだけでも復習になりますし、ネットでほかの人の作り方を探すのもいいでしょう。

行き詰まってしばらく制作意欲がわかないというときも休むといいです。僕の場合は作りかけの作品をじっと眺めてると、そのうち作品の方から自分に向かって「完成させてくれる日を待ってるよ」って言われてる気がしてくるときがあります。そうなると「やるぞ！」という気持ちになってきて集中力が出てくるもんです。

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