おゆまるで型取りと複製 その２
以前おゆまるを使った複製方法について紹介しました。今回は前回よりも精度の高いやり方を見つけたので、もう一度記事を書きます。
これがおゆまるという熱を加えると柔らかくなり冷えると固まるという１００円ショップで売っているおもちゃです。
これをシリコンの器に入れてオーブンで温めます。
シリコンの器は１００円ショップのお弁当箱コーナーにあります。いろいろな形と大きさが詰まったものが、用途に別けて使えるのでオススメです。シリコンは熱に強いためオーブンで温めても問題ありません。
オーブンは80度程度の設定にして10分ほど温めます。焦げないようにアルミホイルなどで覆いましょう。それ以上熱くすると原型と強力に癒着してしまい型から外すときに原型を破損することがあるためです。このとき原型に離型剤をたっぷり塗っても、かなり強力にくっつきます。
温めて柔らかくなったおゆまるを、空気が入らないように原型にかぶせます。
画像はわかりやすいように少なめに盛りつけておりますが、おゆまるの厚みは底が４～６mm程度あったほうが理想的な強度になります。薄いと変形や破損をしやすくなり、厚すぎるいと型から外すときに硬くてやりにくくなります。
おゆまるを盛りつけたあともう一度オーブンにいれ、先ほどと同様に80度で10分以上加熱すると、かなり平らに近い面が出来上がります。無理にここまで面を作らなくても複製することはできますが、液状のレジンキャストで型取りしたい人は、このほうが扱いやすいでしょう。
冷えて完全に固まったところでシリコンの器を裏返します。シリコンはつるつるなので簡単に剥がれます。
原型と型を壊さないようにゆっくりちょっとずつ外していきます。前後左右がはずれたら、中央を押し出すとうまく外れます。原型が外れて気泡がないことを確認したら、複製作業に入ります。
このときおゆまるに離型剤を塗り、素材を盛り付けると、硬化後に外れやすくなります。
まずねんどをよくこねてシワがない面をつくり、細長く伸ばします。
シワのない側を型に押し付けます。型のサイズよりも細長くして、型全体に伸びるように押し付けるのがコツです。
そしてそのまま引っ張り出します。ゆっくりまっすぐに引き出します。丁寧にやらないとまだねんどが柔らかいので、歪んでしまうからです。
ファンド以外におすすめの素材はポリパテ、エポパテ、レジンキャストなど時間をおけば自然に固まる素材です。スカルピーも今回のやり方でできそうですね。ここまでくると使えない素材のほうがすくない？気に入った顔ができたら複製して、原型は大事にとっておくのもいいかもしれませんね。
：おゆまるを使った複製のやり方
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